伊集院光、新型コロナウイルスによる影響で番組収録が「無観客」になり「前説をしている芸人」の仕事もなくなっていると明かす

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2020年3月24日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、新型コロナウイルスによる影響で番組収録が「無観客」になり「前説をしている芸人」の仕事もなくなっていると明かしていた。

伊集院光:身の回りのコロナの余波なんだけど。若手芸人が結構深刻で。

竹内香苗:うん。

伊集院光:若手芸人って、そもそもライブとかイベントで色々活躍してるからさ。そこでの収入が絶たれちゃうんだけど。

竹内香苗:うん。

伊集院光:さらにはね、テレビ局で若手芸人。まだまだテレビの画面に出てない若手芸人って働いてて。

竹内香苗:はい。

伊集院光:スタジオ収録に、スタジオ観覧のお客さんをたくさん実は呼んでる。画面に映る、映らないは別として、たくさんお招きしてる番組ってあるわけです。それもやっぱり大勢、人を室内に入れるのは、やめましょうってことで、今、ほとんどの番組が客入れ、観客を入れての収録をしてないんだ。

竹内香苗:ああ、そうですか。

伊集院光:お客さん来てもらって収録する時は、お客さんがさらに笑いやすくするために、収録開始前に、前説って言って。

竹内香苗:はい、はい。

伊集院光:テレビには出ないんだけど、若手のお笑いがお客さんを一生懸命笑わせてる。

竹内香苗:はい。

伊集院光:失敗して、よりキツイことになることもあるんだけど。でも、一生懸命、前説やってんだ。

竹内香苗:私もそれ見るの好きでした、収録前に前説やってる様子を。

伊集院光:ねぇ。で、みんなそれぞれに色んな技があって。それなりのオリジナルの前説用のギャグなんかあって。

竹内香苗:うん。

伊集院光:前説で沸かせるのが得意な芸人さんたちは、レギュラーの前説になってるし。

竹内香苗:うん。

伊集院光:もっと言うと、何か機会がある時に、リポーターに昇格したりするし。当然、ギャラっていうか、アルバイト料みたいなの出るから、頑張ってやってんだけど。

竹内香苗:うん。

伊集院光:当然、お客さんいないとその仕事はないの。

竹内香苗:そうですね。

伊集院光:で、聞いたらさ、ちょっとあるあるで。テレビ局もこのドタバタだから、「お客さんをお呼びするのやめましょう」ってなるじゃん。お客さんを呼ばないって決めるんだけど。こんなこと初めてだから。何年もお客さん呼んで、何年もレギュラーの前説の芸人を呼んでずっと収録してるのを、「次の収録からなしだぞ」ってなるじゃん。

竹内香苗:はい。

伊集院光:そうするとね、うっかりして前説だけ呼んじゃったりするらしいの。

竹内香苗:うん。

伊集院光:で、来て始めて、「なんでお前いんの?」っていう(笑)「無観客収録の最初だけ前説呼んじゃう」があるあるらしくって。

竹内香苗:うん。

伊集院光:で、来たものの、何もやることなくて。

竹内香苗:そうか。

伊集院光:で、もちろんその日はアルバイト代くれるらしいんだけど、次から前説の人は「申し訳ないけど、この騒ぎが収まるまで前説はないんで」っていうんで、ぽっかり仕事空いちゃうんで。

竹内香苗:うん。

伊集院光:前説が上手かった子ほど、また収入激減してるみたいで。

竹内香苗:そんなところにも影響が出てるんですね。

伊集院光:ねぇ。まぁ、色々大変ですけども。

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