伊集院光、「読解力を鍛えるために読書を」という指導は誤りだと思う理由と子供が「読解力に興味を持つ」ための処方箋

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2019年12月4日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、「読解力を鍛えるために読書を」という指導は誤りだと思う理由と子供が「読解力に興味を持つ」ための方法について語っていた。

伊集院光:「読解力を鍛えるために、本を読みなさい」みたいなのは、ちょっと無理だと思うんだよね。だって、読解力がないんだから。

安田美香:ふふ(笑)

伊集院光:読解力ない人、本を読んだって面白くないでしょっていう。

安田美香:うん。

伊集院光:で、そもそも自分が本とか文章とか、難しい言葉で言うと「読解力に興味を持った」のはね、なぞなぞとかだった気がするんだよ。

安田美香:なぞなぞ?

伊集院光:文章なぞなぞみたいな。あのさ、「庭には二羽、裏には二羽にわとりがいる。合計でにわとりは何羽いる?」みたいな。

安田美香:ああ、はいはい。

伊集院光:あと、「読解力面白ぇ」っていうのは、「あなたのおばあちゃんは死んでいませんね?」っていう文章があると、これは読み方によって、「もう死んじゃっていませんね?」っていうことにもなるし、「死んでない、生きてます」ってことにもなる、みたいな。

安田美香:ああ。

伊集院光:「うわぁ、魔法みたい!」って。

安田美香:うん、うん。

伊集院光:「うわぁ、本当だ!」みたいな。

安田美香:全然違う文章ですね。

伊集院光:その経験で、「あ、ちゃんと読むって面白い」みたいになった気がするんだよね。

安田美香:ああ、たしかに。読解力高めよう、なんて思ってなかったですよね、子供の頃ね(笑)

伊集院光:下手したらダジャレとか、なぞなぞとか、意地悪クイズってあったじゃん、なんか。

安田美香:はい、はい。引っ掛け問題みたいな。

伊集院光:ねぇ。ああいうやつが最初、「注意して読まないと、引っかかるんだ」とか。逆に言うと、「注意して読むと、これ答え分かるんだ」みたいなことの勉強になるんじゃないかな、みたいな。

安田美香:うん、引っ掛けだったのかな。

伊集院光:こっちは落語なんかやってたからさ、ちょっと洒落た表現したいじゃない。ちょっとひねった表現したいじゃない。

安田美香:ええ。

伊集院光:でも、世の中の読解力が下がってくと、そっちが当たり前になっちゃうと、俺は洒落た表現をしてる人じゃなくて、「あの人の話は分かりにくい」って話だよね。

安田美香:ああ。

伊集院光:それも困ったもんなんだよね。

安田美香:野暮というか。

伊集院光:ねぇ、野暮だと思ってたものが、逆にスタンダードになってくことだから。

安田美香:分かりやすい方がいいんですかね。

伊集院光:うん。だから、安田の家も子供に、意地悪なぞなぞをいっぱい出してやって。

安田美香:分かりました。

伊集院光:言葉の引っ掛けのなぞなぞって、子供結構好きだったりするじゃんか。

安田美香:そうですね、うん、言葉遊びそもそも大好きですし、ダジャレとか。同じ音なのに、違う意味になったりとか。

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