古舘伊知郎、カルロス・ゴーン被告は法的な裁きから逃げおおせるも「結果的に歴史に裁かれると思ってる」と発言

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2020年1月3日放送のニッポン放送のラジオ番組『古舘伊知郎のオールナイトニッポンGOLD』(毎月第2もしくは第3金曜 22:00-24:00)にて、フリーキャスターの古舘伊知郎が、カルロス・ゴーン被告は法的な裁きから逃げおおせるも「結果的に歴史に裁かれると思ってる」と発言していた。

古舘伊知郎:地元のレバノンに、儲けた金や日産の金を、一部仕送りしてたんじゃないかって、勝手ながら思ってるの。だから、地元じゃ一部英雄じゃないかって思うんだよ、これからの報道の出方、色々あると思うけどね。

日本じゃ泥棒、レバノンじゃ一部英雄みたいなところ、あるんじゃないかって。でも、俺なんかからしたらさ、会社の金を私物化してるだけで…まだ決めちゃいけないかもしれないけど。それの容疑がかかっているという段階で、俺は金の額がどうであろうが有罪だと思うんだよ。

で、本人が逃げちゃったでしょ。綺麗事言って声明出したけど、有罪を本人認めてしまったと思うんだ。で、こういう言葉があるんだよ。「歴史に裁かれるのか、法律に裁かれるのか」と。

今回は、日本の法律で裁かれなくなって得したと思ってるかもしれないけど、ゴーンさん自身は、奥さんも思ってるのかもしれないけど、俺は結果的に歴史に裁かれると思ってるんですよ。

で、今回のことも、ゴーンの家族だけで出来る仕業じゃないと思う。前にもこの番組で言ったけども、真山仁さんって、『ハゲタカ』とかはじめ、色んな本を書いてる俺がファンの作家さんがいるんだけど。その人は、このゴーン逮捕劇の一幕は、去年ね、新聞にも書いてたけど、「日産vsゴーン」っていう、 企業内の戦いだと。第二幕は、「企業vs企業」の戦いだと。

かつて大変な借財を背負っちゃって、2兆円の有利子負債を抱えている日産をルノーが飲み込んで、買収して援助して、助けてルノーは乗り込んできた。で、今度はルノーがゴーンを使って丸呑みして、「日産はフランスの企業とする」ってことに対して、日産だって、日本だって抵抗するは、それはいくら助けてもらった経緯があるとはいえね。

それは、「第二幕、企業vs企業の戦いだ」と真山さんは言った。で、第三幕は「国家vs国家」だって言ったのが、物凄い印象に残ってるの。日本とフランスの戦いになるんじゃない、ルノーは国策産業だし。日本の自動車産業も大変な産業なわけだし。

だから今後はね、Googleが平気で自動運転車を走らせる時代になってるけれども、これからのこの車産業っていうのは、大変な時代なわけじゃない。そういう中の、「国家vs国家」だってのを思い出すんだ。

どういう手引きで行ったか知らないけどさ、俺はね、これで結果的に「後は旅の空」と思ってるかどうか知らないけど、お天道様は見てますよ。絶対にどこ行こうが、地球上にいる限りお天道様は見てると言いたいのと、やっぱり、これからもね仕事が始まって来週からも、このカルロス・ゴーン被告のニュースが駆け巡るだろうけど、やっぱりモリカケ問題忘れちゃいけないし、日本郵政問題忘れちゃいけないし、桜を見る会問題忘れちゃいけないし、IR法案をめぐるいろんな疑獄事件があるなら忘れちゃいけないし、それを忘れるなよと強く言いたい、と。

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