古舘伊知郎、布袋寅泰と初めて飲んで意外な人柄に驚く「凄い穏やかで、一点の曇りもなく前向き」

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2019年7月5日放送のニッポン放送のラジオ番組『古舘伊知郎のオールナイトニッポンGOLD』(毎月第2もしくは第3金曜 22:00-24:00)にて、フリーキャスターの古舘伊知郎が、布袋寅泰と初めて飲んで意外な人柄に驚いたと語っていた。

古舘伊知郎:1週間ぐらい前だったかな、同じ事務所で、テレ朝で『サンデーステーション』のニュースのキャスターをやってる長野智子、元フジテレビのアナウンサーでね、彼女とも、もう長いですよ、付き合いが。同じ事務所で、彼女も長いから。

で、それと長野智子が仲良しだっていう、あの布袋寅泰。3人で飯食って酒飲んだんですよ。で、まぁ長野智子が「布袋さんが会いたがってる、会いたがってる」って話してて。

なんで俺に会いたいんだろうって思って。『夜ヒット』時代に、BOOWYで何回か出てくれたっていうのがあって。で、そういう時に話したりもしてるしね、『報道ステーション』やり始めの頃だから、もう15年以上前の時に、西麻布の深夜に、腹減ったんで放送終わりで焼き肉屋行ったときに、そこの焼肉屋さんのエレベーターで、布袋寅泰とすれ違って。「どうしたんですか?」って話になって。

「ツアー帰りだったんですよ」って向こうが言って。「こっちはニュース終わりですよ」っつって、すれ違ったことがあったんだけど。

そんな親しくないから、「なんでだ?」って長野智子に聞いたら、なんか『報道ステーション』、日本にいる時は必ず見てて、で、東日本大震災の発災以降、原発事故の後、なんか重点的に報ステ見てて、「古舘さんのファンになってくれてるみたいなので、古舘さんに会いたいと言ってる」っていうんで、会ったんだよ、3人で。

そしたらね、ビックリしたよ。布袋さんって、凄い前向き。ちょっと粗野な感じとか。もう音楽的才能は説明するまではないと思ってたけども。ちょっと何か酒癖が悪い感じとか。なんか、なかなか入っていけないような感じかなと思ったら、凄い穏やかで。物凄く、一点の曇りもなく前向きで。

具体的に言うとね、「僕はね、古舘さん。なんで古舘さんのことを見てたかって言うと、あの当時、昔の話になるけど、古舘さんは物凄い前向きだった、と。いろんなニュースとか出来事に関して。

で、「自分も、今ももちろんそうだけど、徹底的に前向きで行こうと思ってるんですよ」って。

「もうね、50いくつになったって、これから一皮も二皮も、何枚も彼を剥かなきゃいけないっていうふうに、いつも言い聞かせているし、これからもっともっと自分は向上できると思ってるし、曲作りもプロデュースも、ギターも全てそうだと思ってるんで、絶対、今の俺、変わるぞ、変わるぞ、変わるぞって思って、いつもそうやって自分に言い聞かすんです」ってことを、真面目に語ってくれるわけ。

もうね、年は下だけどあの人、感心した。変わる変わるっていうのは、正しいんです。根本摂理なんです。これは仏教もそう言ってます。諸行無常って言ってます、あまりにも有名ですけど。

これは移り変わるな、一定じゃないな、無常だっていうのは切なくね、平家物語の「諸行無常の響きあり」って、切なく感じるかもしれないけど、前向きに変われるという合図でもあるわけです、諸行無常って。

彼は、「音楽やってる限り、変わっていかなきゃダメだ。つまり、良い曲を作るために変わらないためには、変わり続けなきゃいけないと思ってる」って、一生懸命聴かせてくれるわけ。

あとね、はっきりと記憶に残ってるのは、「俺ね、古舘さん。ギターって道具じゃないですか。曲を作ったりする、その時にいつも一緒にいたいと思う。恋愛に似てるかもしれないんだけど、だからこそ距離を置く」って言うんですよ、道具であるギターと。それで、2ヶ月ぐらい、あえて弾きたくてもギターを弾かない時間を作る、と。ギター離れ。で、2ヶ月後にギターを手に持った瞬間から、ジーンとくる。

でも、久々の感触で2ヶ月ぶりなんで、ちょっとギターに距離をおいて恋焦がれないでポーと弾き出すと、いいメロディーが出てくる感じがするっていう。格好良すぎるように聞こえてたら、俺、布袋さんに悪いよ。熱く語るから、物凄く納得できるの。

「なるほどな」って。親密になり過ぎちゃいけないんですよ。

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