2024年12月24日配信開始の『大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!』にて、お笑いコンビ 博多華丸・大吉の博多大吉が、ママタルトのM-1グランプリ2024での敗因は「暴れっぷりの物足りなさ」と「長いツッコミフレーズ」であると指摘していた。
博多大吉:ママタルトは、去年の敗者復活で、なんかセンターマイク振り回してたよね、この子ら。
阿部千聡:ああ。
博多大吉:だから、センターマイク今日も振り回すんかな、とか。「さぁ果たして今日はどんな大暴れを」と思ってたら、くるくる受け身とるみたいな(笑)
阿部千聡:うん、うん。
博多大吉:サウナから出て暑いっていう。まぁ、一番オーソドックスなのね。暴れ方も転がる…
阿部千聡:転がるね。
博多大吉:いや、もう体重190kg超えてる人が転がることの大変さ、「お前もうちょっと加味しろ」って言われたらそれまでやけど。
阿部千聡:はい。
博多大吉:もうちょっと違う大暴れかなぁと思ったの。
阿部千聡:なるほど。
博多大吉:去年は、センターマイクを刺股みたいにして担いでぐるぐる回したりとか。
阿部千聡:アクロバティックですね(笑)
博多大吉:その印象があったし、視聴者の方も、ほとんど今ほら復活から見るじゃない。
阿部千聡:そうですね、好きな方は見ますからね。
博多大吉:うん、YouTubeなんかでも何回も見るだろうし。だからそのイメージがあったから、ちょっとごめんな、肥満君。そして檜原君ごめんけど、「え?転がるだけなん?」っていう、期待しちゃった感はありました。
阿部千聡:はい。
博多大吉:あとやっぱネタもね、誰かも言ってたけど檜原君のツッコミがハマんないことが多かったかな。
阿部千聡:うん。
博多大吉:やっぱワードが長すぎたりとか。もうちょっとコンパクトにした方がいいのにっていう。
阿部千聡:はい。
博多大吉:なんか最近、傾向として流行りではあるよね。漫才のツッコミの方が結構、長めのワードを言い切ることによって笑いが倍増するっていう。
阿部千聡:うん。
博多大吉:それもすごい面白いし、今風だしいいことだと思うんだけど、僕個人の漫才師としての意見は、これに頼りすぎると、全体のリズムが一定になっちゃうんだよね。
阿部千聡:うん。
博多大吉:色んなところでテンポをずらしながら、4分なら4分、僕はほとんど4分のネタ作んないけど、10分なら10分の漫才を作り上げないと、お客さんって飽きちゃうというか。
阿部千聡:ああ。
博多大吉:音楽でもそうじゃない。同じリズムで4分聞かされるのと、いろんなところでタイミングよく転調してっていうのがあって。
阿部千聡:Aメロあって、Bメロあってみたいなことですよね。
博多大吉:うん。だからこのツッコミを多用すると、リズムが一定になりがちなのよね。
阿部千聡:なるほど。
博多大吉:それがちょっとママタルトには見えたかな。
阿部千聡:M-1の漫才の中で、メリハリをつけていくにはたしかに難しいところがあったんですかね。
博多大吉:うん、あとから言うけど、だからM-1攻略法みたいなのをみんなで編み出して、多分この世代が。
阿部千聡:うん。
博多大吉:で、攻略法を読みすぎてるんだよね。だからこの檜原君のツッコミのパートとかが多かった気がするよね。
阿部千聡:うん。
博多大吉:「ここでポイントがとれるから、ここを厚めにしよう」みたいな。
阿部千聡:なるほどなぁ。
博多大吉:と、思うけどなぁ。