伊集院光、パリオリンピックでの誤審がSNSで話題になって「不満疲れ」してしまうことについて思うこと

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2024年8月5日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、パリオリンピックでの誤審がSNSで話題になって「不満疲れ」してしまうことについて思うことについて語っていた。

伊集院光:ちょっとねSNSに関して思うことが凄い…今更。で、思ってだからどうしたいとかじゃないんだけど。思うことがいっぱいあって。

なんかさ、オリンピックずっと見てんの。オリンピック本当に面白い、それスポーツとして面白いゲームがいっぱいあるから。凄い見てるんだけど、勝って金メダルだとまぁその文句は何にもないんだけど。

あまりに感情移入しちゃうから、上手くいかない時に、たとえばこう色々起きてるさ、柔道の団体戦の最後の最後、もうあれよく分かんないんだけど、ルーレットチャンスみたいな。勝ち星に並んじゃったら、最後の決着を決めるやつはルーレットでグルグルグルみたいな。

横取り50万かなんかあったよね(笑)で、それが向こうの1番強い、もう世界一強い奴のいる階級が、最後の最後でルーレットで出ましたっつって。それに対してみんな凄い怒ってたりとか。

あとは、サッカーのオフサイドの判定がもう強豪スペイン相手に、まさかの奇跡の同点ゴールをしたんだけど、そのオフサイドの判定がちょっと納得の行かない形。あんま見たことない、「そういう形でオフサイドなんかとります?」みたいなこととかが起きたら、みんなそれ、俺も思うよ。「今のオフサイドかよ」って分かりもしないくせに、俺なんかは。

「今のオフサイドかよ」とか。「ルーレット、お前それはなくない?世界一強い奴いるところに当たる」って。で、しかもそれもデジタルのルーレットだからさ。あれはさ、コイントスとかにすりゃいいじゃん。コイントスとかにすればいいし。あれ、階級何個ぐらい?6個ぐらいあるじゃん、サイコロとかでもいいんだけど。

「何が出るかな~」みたいなのでもいいんだけども。俺らの常識からすると、バラエティで、デジタルのルーレットは大体、たけし軍団に当たるようになってるでしょっていう(笑)

グラビアアイドルが熱湯入るかなと思っても、戻ってきたりとかして、たけし軍団になるし。もっと言えば、あれで上島さんは出てきたんだから。必ず上島さんが当たるようになってんじゃんていうのが、元々、学んじゃってから。

どうしても勝って欲しいっていう愛国心や、ハラハラする展開とか、俺よりずっと柔道好きな人とかは納得いかない。「おい、あれはさぁ…」って思っちゃうの凄い分かるわけ。分かるんだけど、それがさ、友達と見てて「ありゃないよ」とか、俺、1人で見ててっていう。「よりによって、あんな一番重量級の奴当たるかよ」とか。「あんな後ろ向いてるのにオフサイドなんかある?今まで俺見たことありませんけど」とか家で言うんだけどさ。

とはいえ、言ってもしょうがないってことが分かってるトーンで、一緒に友達と見てる 時なんかは、「あれ、絶対あのルーレット仕込んでるよな」とか、たけし軍団の話もするし、上島さんの話もするじゃん。だけど、それがSNSで文章になった時に、正式な抗議みたいな。それ100%納得の、100%納得がいかない人の抗議のこともあるんだけど、なんつったらいいのかな、要素として全員が全員、ありえないものに対して、絶対的な正論としての抗議をしてる感じになるけど。

その何パーセンかある、「そうは言っても、あそこで出ちゃった判定は覆らないし」とか。あともっと言うと、俺なんかはあのサッカーがそこまで詳しくないけど。だから大きい知ってることで言えば、「三笘の1ミリの時に、向こうはああ思ったんじゃねえかな」みたいなことも思ったりとか。

でも、色んなことをさ、まぁ今ちょっと字数制限アレになってるけど、140には書ききれないからさ、割とちゃんとした文章になっちゃうと、ちゃんとして言ってることになるじゃん。

で、そのちゃんとして言ってることとして、今度はネットニュースとマスコミが取り上げるようになってくるじゃん。で、そうするともう、とにかく不満しかなかったみたいな。このオリンピック、ちょっともう不満疲れしてきた。なんかその「負けたけどしょうがないじゃん」ってなんかならないまま、「判定が酷い」みたいなことで、俺の中で収まらないまま終わってくっていう感じになりがちな。

だからやっぱりどっかで、ネットに対する慣れ、心のその思いとか、一人一人の発言が届くようになったことは良いことなんだけど、届かない頃の感覚みたいな。よく言うんだけど、昔はハガキで抗議の話が来てた時は、「あ、この人、何10円って出してる」っていう(笑)書いて、何10円って出してポストに送ってるってなってくると、俺に対して「嫌だな」って思った人の量はその何億倍も…そんなにいたの?(笑)

何百倍もいるんだけど、そこまでの抗議として送ってくる人は、「これは本気だな」っていう感じが凄いしたし、「それは受け止めなきゃ」と思ってたけど、無料のメールで出せたり、勢いで出せるような、どんどん便利になった途端に、「これはあの時のハガキの重さでメールを受け止めてたら、俺、もたんぞ」と思ったし。

SNSでも、もうSNSをあの時の声と同じ温度で思ってたら、そりぁ壊れちゃうよな、みたいのがあって。だからその辺のバランスは難しい。新しい子は、多分そういうのに不平不満を言ったりとか、それから勢いで何か凄く悪いことを書いたりとかした時に、なんか多分俺とは同じ温度ではないんだろうなってのはちょっと思うし、受け止め方も俺とは同じ温度じゃないんだろうな、みたいなことをちょっと思ったりして。なんかこうどうにかならんもんかね、みたいな。

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