2019年10月29日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑いコンビ・とんねるずの木梨憲武が、現在の歌手活動はとんねるずや矢島美容室とは異なる「ゼロからという作業」で楽しいと語っていた。
伊集院光:今、一番興味あることってなんですか?これやってる時、楽しいなって。
木梨憲武:今ね、歌手活動入ったから。
伊集院光:はい、入りましたね。
木梨憲武:で、今日も宣伝させていただくね、物を作ってくのを、先生、ディレクターっていう。
伊集院光:はい。
木梨憲武:その人たちがみんなタレントさんだったりすると、こういう卓に座って、「はい、もう一回行きます」「ノリ、もう一回ね」って。
伊集院光:はい。
木梨憲武:ダメ出し食らいながら、その監督に乗っかりながら一個の作品ができて行くから。
伊集院光:はい。
木梨憲武:「自分の意思、いらねぇんだ」って感じで。
伊集院光:うん。
木梨憲武:「そのビブラート余計、要らない」って、AIちゃんに言われるわけよ。
伊集院光:はい。
木梨憲武:で、8時間ぐらいスタジオ入って、「もう一回、もう一回行くよ。もう一回行けばいいの出るよ、ノリ」なんて言われながら。「一旦、そっちに行ってお茶飲みたいんですけど」って(笑)
伊集院光:ふふ(笑)
木梨憲武:「はい、じゃあ一旦、お茶飲みましょう」なんて。
伊集院光:うん。
木梨憲武:そういう、各先生たちとレコーディングスタジオ行ってたりすると、それで編集してもらったりすると、一曲できてくるこの喜びがね、究極になって…いきなり変な感じで宣伝になっちゃってるけど。
伊集院光:なんで照れるんですか(笑)いいじゃないですか(笑)
木梨憲武:ごめんなさい、なんかいやらしくてね(笑)でも、こういう物を作って「一つのアルバムなんだ」っていうのをね、初めて味わってる感じ。
伊集院光:どっちかって言うと、とんねるずは、それこそノリさんは振り回す側ですもんね、逆に言えば。
木梨憲武:うん。なんか、とんねるずとか野猿とか矢島美容室とか、作曲家がいて、作詞・秋元康さん書いたり、遠藤察男っていうのが書いたり、氣志團の翔やんが書いたりって、できあがってんのを行って、自分のパートだけ歌うっていうの、すぐ終わっちゃうんだけど。
伊集院光:うん。
木梨憲武:最初から、ゼロからっていう作業が。「あれ?随分、スタジオ行くね。3日通ってんね」みたいな感じが出るから。
伊集院光:それは面倒くさいじゃなくて、ちょっと面白いの?
木梨憲武:スタジオ入って、スタジオの料金も高いじゃない、きっと。
伊集院光:はい、はい。
木梨憲武:ミュージシャンの人って、スタジオ入るとノラないとやらないみたいな雰囲気、どっかで聞いたことあるから、「今日、やめよう」みたいなね(笑)
伊集院光:マネで?(笑)
木梨憲武:「来ないねぇ」みたいな。
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