2022年6月27日放送のテレビ朝日系の番組『お笑い実力刃presents 証言者バラエティ アンタウォッチマン!』にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、「干される」きっかけとなる太田プロからの独立話を受け入れたのは「自分のネタを曲げたくない」という思いからだったと告白していた。
柴田英嗣:覚悟があってとかじゃなくて、なんとなく、「ああ、じゃあいいですよ」ってことだったってことですか?
太田光:俺ら、さっき言ってた通り、イチオシだったんですよ。
柴田英嗣:はい、はい。
山崎弘也:太田プロで。
太田光:太田プロ。で、単独ライブやれば、プロデューサーがついて。演出っていう名前でつくわけですよ。
柴田英嗣:はい。
太田光:そうすると、俺がやりたいのって、さっきみたいなさ、ちょっと際どいネタだったりするわけ。
山崎弘也:はい。
太田光:だけど、売りたいわけだよね。
柴田英嗣:ああ。
太田光:だから、もうちょっと柔らかくしようとするわけだよ。
柴田英嗣:はい、はい。
太田光:しかもその当時の有名なプロデューサーの名前がチラシに入るってことは、業界人が見に来てて。
山崎弘也:おお。
太田光:そうすると、その人が提案してくるのは、「これさ、もうちょっとファッションショーみたいにしてさ、モデルの女の子歩かせて、そこからネタに入ったらどう?」って。俺がやりたいのと全然違うわけさ。
山崎弘也:違いそう。
太田光:で、当時はさ、自分のネタを曲げたくないってあるじゃない。
山崎弘也:はい、はい。
太田光:で、「申し訳ないけどそれはできません」っつったらさ、「俺の言うことが聞けないわけ?」みたいな感じになっちゃって。
伊達みきお:強制的な。
太田光:「うるせぇバカ野郎」ってなっちゃうわけ。
山崎弘也:太田さんはね、若いし。
太田光:うん。そんなのがいくつかあって。なんだかやりにくいなぁって思ってたところに、その担当マネージャーが「事務所、プロダクション作るから」って。
山崎弘也:うん。
太田光:「だったら」って、本当に軽い気持ちで「ここにいてやりにくい状態より、自分がやりたいことができるのかな」って、それでOKしたの。