2022年5月16日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、『ビートたけしのオールナイトニッポン』における高田文夫の存在の大きさについて語っていた。
伊集院光:芸人ラジオの話をする時に、あんまり逸れられないから言ってないんだけど。
『ビートたけしのオールナイトニッポン』の特に初期の高田文夫先生っていうのは、本当凄かったんだから。本当凄くて。やっぱ芸人ラジオを語る回で、色んなラジオで芸人でラジオをやってる人たちを見てるとさ、まぁビックリするぐらいみんな二人だよ。
みんな普通に二人でやってるよね。一時、ナイナイの岡村君が一人でやってたりはしてたものの、まぁ基本、二人で喋るじゃないですか。
で、たけしさん一人で喋ってるから、相方は高田文夫さんなんだけど。高田文夫さん自体も、相当途中で認知されてくるんだよ。一個人として…俺ら「放送作家」って言葉を知らなかったから。
後に、高田文夫さん凄い認知されてくるんだけど、されてくるまでの高田文夫さんは別に喋らない、とにかくたけしさんが言ってる面白いところをリピートするとか。面白いところだけ凄い笑う、みたいなことが凄くて。
高田文夫さんが面白かったって印象は全然ないの。たけしさんが凄い面白かったんだけど、たけしさんがたとえば「頭きてさ、絞め殺しちゃったんだよ」って言うと、「絞め殺してないよ(笑)」って。高田さんのこの「たけしさん、超面白いです。もっと言った方がいいですよ」っていうセンサーが凄くて。
で、なんか恐らくだけど、あんまり喋らないって美学はあったと思うんだよね。後に認知はされるし、たけしさんのパートナーとして促すようになってきてから、高田文夫先生は喋るようになってくるんだけど。
俺の思う一人喋りで前にいる人の理想形みたいな。そこはあんまりいかない方がいいよって時、顔を作ってると思うんだよね。「高田先生、怒っちゃってるから」なんて言いながら、次の話行ったりしてるから。多分、やってんだと思うんだけど。
あれは大人になって、自分がラジオをやるようになって。その時はたけしさん、ラジオやってるんで。世話になったディレクターが、たけしさんのオールナイトのディレクターでもあったんで。
その高田文夫がどう凄いかの話とかされて、改めて聞いてみると凄いんだっていう。