2020年5月25日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、Netflix配信ドラマ『Followers』を蜷川実花が「これが東京のリアル」と言っていたことにツッコんでいた。
伊集院光:蜷川実花さんが撮った連続ドラマだと思うんだけど。Netflixの『Followers』っていうドラマがあって。意識高いを素敵で煮しめたみたいな連続ドラマなの。
1話見たところで、「ちょっとこの素敵な感じってキツイ」っていう。「俺には向いてない」って分かって、その時はたまたま2話も見たの。
気になったのは、1話が終わったところで。なんかね、女優の卵だか、ファッションモデルの卵みたいな人が、UberEATSのバイトをして、ちょっと卑屈な生活をしてるみたいなのに対して、何かその凄い素敵なファッション業界のトップに君臨する人たちが、豪華絢爛な、神田うのだの、叶姉妹だのみたいだのみたいな暮らしをしているっていう。
で、UberEATSの格好をしてる人が、ナオ・メヒア君や、旧構成作家の渡辺君みたいな格好をしてれば分かるんだけれども、モデルの卵ですげぇ素敵な格好、オシャレな格好して
キラキラしてるんです。
それを1話見終わって、「あ、俺には関係ねぇ話だ」って思ったんだけど、なんかその上映が開始された頃に、蜷川実花さんがインタビューに答えてて。「これが東京のリアルです」って言うのね。
「え?マジか」って思って、俺の中で(笑)俺、東京にリアルに住んでるんだけれどもっていう(笑)なんか俺の感じてるリアルが全く起こらないわけ、全然。
どんなに綺麗な子でもさ、急いでトイレから出たら、ケツ拭いたトイレットペーパーの端っこがパンティに挟まってて、後ろにコロコロコロってなる時とかねぇのっていう。ねぇんだろうけど(笑)ちゃんとしたたとえがみっかんないんだけど、なんかわかんないけど、間抜けなことが何一つ起こらないの。一つも入ってないの。
ウソみたいな素敵なことと、意識の高いことと、オシャレなこととかが、ずーっと渦巻き続ける感じで、俺が一度も触れたことのない「東京のリアル」が続くから。