2021年11月10日放送のテレビ東京系列の番組『あちこちオードリー』にて、シンガーソングライターの星野源が、オードリー・若林正恭から「考えついたアイデアが、既に過去に作ったものと似ている」ことから脱却する方法を質問されて、『創造』『不思議』創作秘話を語っていた。
若林正恭:音楽って…俺、星野さんの曲が出るたびに思うんですけど。自分の感情で書くじゃないですか、星野さんが。
星野源:はい、はい。
若林正恭:ネタも…漫才もそうなんですけど、1時間経って「あ、思いついた」って思ったら、「いや、28の時にやったわ、これ」って時があるんですよ。
星野源:ああ。
若林正恭:曲とかって、足を踏んでない場所を探すのって、むずくなってこないんですか?
星野源:いや、めちゃくちゃ難しいですし。
若林正恭:あ、やっぱそうですか。
星野源:はい。僕、手癖で凄く作っちゃうことが多かったんですよ。
若林正恭:はい、はい。
星野源:なので、わりと似た進行が凄く多くて。
若林正恭:はい。
星野源:2019年ぐらい、本当に手癖っていうのをしっかりやめようと思って、作り始めてしっかりできたのが『創造』っていう曲で。
若林正恭:へぇ。でも、手癖って、自分の生まれ育ち方から、DNAからくるもんじゃないですか。
星野源:そうですね。
若林正恭:それをどう変えるんですか?音楽を作る上で。
星野源:ずっとギターで作ってたんですよ。
若林正恭:はい。
星野源:作曲して。で、なので、キーボードほとんど弾けなかったんですけど、去年の外出自粛期間が2ヶ月あったじゃないですか。
若林正恭:はい、はい。
星野源:そこで、時間ができたって思って、ピアノの練習を始めたんですよ。
若林正恭:はい、はい。
星野源:で、キーボードと打ち込みで作曲を勉強しようと思って、一から勉強し始めると、やっぱり楽器が違うんで、手癖から解放されたんですよ。
若林正恭:へぇ!
星野源:なので、音を変えたり、音色を変えたり、タイミングを変えたりっていうのが楽しくてしょうがなくて、気がついたら8時間ぐらい経ってるんですよ。
若林正恭:へぇ。
星野源:で、その前から、ミュージックビデオとかを自分で編集もしたりしてたんで、その編集作業とか大好きで。
若林正恭:はい、はい。
星野源:自分で向いてることを改めてこの40になる年で見つけちゃった、みたいな感じで。
若林正恭:へぇ。
星野源:楽しくてしょうがないんです、作曲が。
若林正恭:へぇ。
星野源:で、その楽しいって中で作ったのが、『創造』って曲と、『不思議』って曲で。
若林正恭:作り方から、変えていくっていう。
星野源:そうですね。
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