2020年12月22日配信開始のYouTubeチャンネル『かまいたちチャンネル』の動画にて、お笑いコンビ・かまいたちの山内健司が、ニューヨークのM-1グランプリ2020決勝ネタは、「後半が細かい犯罪あるあるの羅列」になったところが改善すべき点だと指摘していた。
山内健司:ニューヨークは、ニューヨークらしかったですね。
濱家隆一:もうバリオモロかったけどな(笑)
山内健司:細かい犯罪をしてる。
濱家隆一:めっちゃオモロかった(笑)俺は大好き。
山内健司:もっと点数、行ってもいいのにって思いましたね。順番もよかったし、本当に気になる細かい犯罪をやってて、「アホやなぁ」っていう。
濱家隆一:ふふ(笑)キングオブコントみたいな、バカな。「なんやそれ」っていうのんが、「校舎の裏で犬のうんこ食った」みたいなんが、あそことリンクしてて、ニューヨーク「なんやねん、それ」っていう面白い感じがあったなぁ(笑)
山内健司:「みんなするやろ」みたいなのも面白かったですし。
濱家隆一:うん。
山内健司:俺はめっちゃいいなぁと思いながら。「もう一本見たいな」ってめっちゃ思いましたね。
濱家隆一:めちゃくちゃオモロかった。
山内健司:どんな感じだったのか。で、塙さんが言ってたんかな。「歌ネタで出た時より、絶対こっちの方がニューヨークらしさ」出てるっていうのも、本当にそのとおりだなっていうふうに思いましたね。
濱家隆一:うん。
山内健司:ただ、強いて言うならで言うと、ちょっと前半、めっちゃ俺は好きな入り方やったんで、後半が言ったら、細かい犯罪大喜利みたいになっちゃったんで、そこは改善の余地があるかなって思って。
濱家隆一:うん。
山内健司:羅列にしちゃうともったいないなって思ったんで。
濱家隆一:うん。本気で嶋佐が言ってることじゃないとな。
山内健司:そう、そう。で、あるあると…「細かい犯罪あるある」じゃないですけど、みんなが「うわ、あるわ」ってなる部分が前半できて、後半なんかそれを利用した一展開っていうか。
濱家隆一:うん。
山内健司:ただ、嶋佐が細かい犯罪を羅列するってならない方が、漫才としてこの後、行けたのかなぁっていうふうに。
濱家隆一:たとえばどんな感じ?
山内健司:嶋佐が細かい犯罪を羅列して、「アカンやん」みたいなので、ちょっと屋敷が言った時に、「それはアカンくない」の方でいくだとか。
濱家隆一:うん、うん。
山内健司:「いや、これはエエやん。何がアカンの?これの」とかの方に行くとか。
濱家隆一:二人の絡みになっていく。
山内健司:二人の絡みになっていった方が。今回に関して言えば、嶋佐が変なことをして、軽い細かい犯罪の派生の方のみでドーンと行ったんですけど。そうじゃない、屋敷もなんか入ってきて、やり合うっていうのが、俺の好みではそっちなんですよね。
濱家隆一:うん。
山内健司:言ったら屋敷の方に攻撃していくというか。
濱家隆一:これはこれで、ニューヨークの好みとして、ネタも全然OKやねんけど、山内の好みやと…
山内健司:屋敷が「そんなんアカンやん。こうやろ」「そっちの方がアカンやん」って。「俺は傘を盗るけど、別に盗られていいと思ってるし。困った人が使ったらエエと思ってるから、それは全然エエねん。でも、お前の方はな…」みたいな感じで。
濱家隆一:うん。
山内健司:屋敷を丸め込む方に。
濱家隆一:うん。で、屋敷が理論武装しようとして、ズレたこと言って負けるとか。
山内健司:ふふ(笑)っていうのが見たいねんな、俺は。だから、嶋佐の犯してる細かい犯罪って、「エエやん」ってこっちも思ってるもんやから、そこを逆手に取って屋敷の方に攻撃していく。そしたら多分、掛け合いみたいになって、屋敷も切羽詰まって変なことを言うとかが生まれそうなんで(笑)
濱家隆一:うん。一人でワーッと面白いこと言うた後に、二人でガッと向き合うと、膨らむもんね。
山内健司:そう、そう。だから単調とまでは言わないですけど、ニューヨークの好きなスタイルで一本スーンといくのだったと思うんですけど、そこに一アクセント加えたら、今回のはよりよくなるんじゃいかなって。
濱家隆一:賞レースとしてね。
山内健司:うん、そう思いました。
濱家隆一:俺も、若干思ったのはそこ。後半に二人でボリューム上げてガーッて熱量上げて終わったら最高やなぁとは思ったなぁ。でも、死ぬほどオモロかったけどなぁ。
山内健司:いや、いいですね。エッジの効いた感じで面白かったです。