2020年5月29日配信開始となったYouTube動画『太田上田』#213にて、脚本家・三谷幸喜が、『古畑任三郎』を書こうとしたきっかけは「刑事コロンボ新シリーズ」に落胆したためと明かしていた。
太田光:あれ(古畑任三郎)、どういうつもりで書いたんですか?
三谷幸喜:あれ本当言うと、僕、コロンボ大好きで。
太田光:はい、はい。
三谷幸喜:中学校の時に、コロンボの真似してコート着て学校行ったりとか。
太田光:はっはっはっ(笑)
上田晋也:痛い奴だなぁ(笑)いや、コロンボは決しておしゃれではないじゃないですか(笑)
太田光:親父のヨレヨレのコートでしょ?
三谷幸喜:あれがカッコイイんですよ。
上田晋也:いや、中学生がやっても汚ぇだけでしょ、そんなの(笑)
太田光:俺、小学生の時もやってましたよ。
上田晋也:お前もかい!一番気が合うじゃねぇか(笑)
三谷幸喜:ふふ(笑)気が合うんですよ(笑)
太田光:はっはっはっ(笑)好きなものは一緒なんです(笑)
上田晋也:で、コロンボ好きで。
三谷幸喜:で、新しいコロンボが始まったじゃないですか。
太田光:うん、始まりました。
三谷幸喜:あれ、僕は受けつけなかったんです。
太田光:ああ、声優が変わって?
三谷幸喜:そう、そう。
太田光:あ、小池朝雄じゃなくなって。ああ、俺も受けつけなかった。
三谷幸喜:で、「僕が見たいコロンボはこれじゃない」と。
太田光:うん、うん。
三谷幸喜:だって、拳銃撃ったりするんですよ、コロンボが。
太田光:うん。
三谷幸喜:違う、と。で、その頃はDVDも当然ないし。
太田光:ないよね。
三谷幸喜:で、コロンボ見れないから、「じゃあ、僕の見たいコロンボを自分で作ってみたい」っていうところからのスタートです。
上田晋也:おお、なるほど。
太田光:それやっちゃダメなんですよ。
上田晋也:いや、いいんですよね(笑)
三谷幸喜:ただ、まるごとコロンボはやらないですよ。
太田光:まるごとでしたよ。
三谷幸喜:分かってるんでしょ?違うって。
太田光:いや、分かってないですよ(笑)