2025年2月28日放送の文化放送のラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ!』(毎週 月 -金 13:00-15:30)にて、お笑い芸人・千原ジュニアが、とある男性が「カップラーメンを毎日35年間食べ続けている」衝撃の理由に驚いたと語っていた。
大竹まこと:これが、自分じゃいいなぁ、みたいなのはある?
千原ジュニア:僕は非常に面白いなって思ったのは、これ実話なんですけど。
大竹まこと:うん。
千原ジュニア:ラーメンを35年間食べ続けてはる方に、「カップラーメン、今、どうなっているか?」みたいな歴史を込みで、話を聞きましょうっていうはずの番組やったんですよ。
大竹まこと:うん。
千原ジュニア:それで、みんなスタッフも全部、裏の打ち合わせもして。で、今はこういうのが最新で、とか。最初に出たのがこれで、とかってカップラーメンの話をするつもりやったんですけど。
大竹まこと:うん。
千原ジュニア:俺はそれより「なんで、そんな35年前にカップラーメンを毎食食べるようになったんですか?」って、俺、その人のそっちのバックボーンの方が気になって。
大竹まこと:うん。
千原ジュニア:「いや、実は…」って、「え?そんな話するつもりじゃないんですけど…」「いや、もし聞いてよかったら、いいですか?」って。
大竹まこと:うん。
千原ジュニア:「じゃあ…あの、ジュニアさんにこんな話すんのアレなんですけど、僕19歳の時にバイクで事故って、記憶喪失になったんです」って言うんですよ。
はるな愛:え?
千原ジュニア:その人が、記憶全部飛んだんですって。
大竹まこと:はい、はい。
千原ジュニア:この人は誰なのか、「お母さん?お父さん?お名前何とおっしゃるんですか?」みたいなことで、ずっと入院してたと。で、入院してた時に、19歳若いから、病院食だけじゃお腹いっぱいなれへんって。
はるな愛:物足らない。
千原ジュニア:で、なんか知らんけど、売店でずっとカップラーメンを見てる自分がいて。それをお医者さんが見て、「これ、もしかしたらなんかのきっかけになるかもな」って、「食べさしてみましょう」で、食べさしたらその食べたら、パーンって、小学2年生の春に、友達と一緒に、校庭の焼却炉でなんか燃やしたっていう記憶が出てきたんですって。
大竹まこと:うん。
千原ジュニア:「え?」って。「これは自分が今作った記憶なのか、実際ほんまの記憶が蘇ってるのか、どっちか?」って、その同級生に聞いたら、「あった、それ」って。で、そっからカップラーメン食べたら、バーン、17歳の春とか。10歳の夏とかがもうバーって。
大竹まこと:うん。
千原ジュニア:それで、記憶埋まっていったんですって。それはなんやって、調べて、調べて調べたら、舌の記憶力なんてもう全くなくて、全部ニオイなんですって。
はるな愛:え?
千原ジュニア:ニオイの記憶力って、舌のもう何千倍なんですって。で、全部ニオイで、それで記憶全部埋めていったんですけど、16から18だけ埋まらなかったんですって。で、それなんやって言ったら、その時バブルで、もう各社ラーメン業界がイケイケで、もう新商品ばっかり作って、結局それ定着しなかったんすって。
大竹まこと:うん。
千原ジュニア:だから今ないから、今、その16から18までの時のラーメンを食べることができひんから、そこだけないんですよ、すっぽり。
大竹まこと:すげぇなぁ(笑)
千原ジュニア:だから、免許をいつ取ったか覚えてないんですって。っていう話を聞いて、正直カップラーメンの歴史より、全然あなたの歴史の方が面白いって。
大竹まこと:うん、うん。
千原ジュニア:話として面白いけど、別に笑い話ではないから、みたいなんを喋って。
大竹まこと:はい、はい。
千原ジュニア:ほんならその短編で、病院で入院してる人がカップラーメンで記憶を呼び戻して」みたいな話が、また違う人からの目線が入って、小説になっていくみたいなのが一編あったり。
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