2020年10月14日放送の文化放送系のラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』にて、お笑い芸人・伊集院光が、『伊集院光とらじおと』は、『深夜の馬鹿力』とは異なり「過剰に面白くしよう」とすると「うるさく感じてしまう」と語っていた。
大竹まこと:伊集院は深夜のラジオで今まで、手ぐすね引いて「笑わせてやるぞ」と。
檀蜜:はい。
大竹まこと:ずっとそういうのやってきた、と。
檀蜜:はい。
大竹まこと:でも、昼間のラジオが始まって、その考え方が近頃は変わってきたってこの本に書いてあるよね。
伊集院光:昼と深夜のラジオ、未だに両方やってるんで。
檀蜜:はい。
伊集院光:何が違うかって言われたら、同じ人間が喋ってんだから、そこまで違わないって思ってたんですけど。
大竹まこと:うん。
伊集院光:一つはね、夜中のラジオって性悪説みたいな。性ひねくれ説みたいな感じで。聞いてる人もみんなひねくれててくれ、俺もひねくれてるからって感じだけど。
大竹まこと:うん。
伊集院光:昼間のラジオは、わりと性善説みたいなのでメッセージをくれてるって思いたいみたいなのが一つで。
檀蜜:ああ。
伊集院光:あともう一個は、過剰に面白くしようとすることのうるささみたいな。
檀蜜:なるほど。
大竹まこと:面白くしたいとは誰しも思ってるけども。
伊集院光:思ってるんだけど。語弊があるのが…グルメサイトで調べた美味しいもんって、うるさくないですか?食べてて。あまりに美味しくて(笑)
檀蜜:ああ。
伊集院光:あまりに美味しい、味の濃い超美味しいやつって、うるせぇって感じするんですよ。
檀蜜:ああ、意識高い社長系ですね。
伊集院光:疲れません?凄いご飯って。テレビ局で取材行って、凄く目立つご飯が。だけど、どうでもいい味のすいとんとかあるじゃないですか。
檀蜜:はい。
伊集院光:どうでもいいは語弊があるんだけど。どうでもいい美味しさってあるじゃないですか。