安住紳一郎、「生身のアイドルよりバーチャルなアイドル」を求める人々の心理について語る「実生活に幻滅させられることがないから」

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2019年12月1日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『安住紳一郎 日曜天国』(毎週日 10:00-11:55)にて、TBSアナウンサー・安住紳一郎が、「生身のアイドルよりバーチャルなアイドル」を求める人々の心理について語っていた。

安住紳一郎:キズナアイさんとか、あとは初音ミクさんの評論は、ちょっと間違ってるかもしれませんけれども。

中澤有美子:はい。

安住紳一郎:最近の若い皆さん、特に小学生、中学生、高校生の皆さんが、「生身のアイドルよりも、そういうバーチャルなアイドルに興味が湧くというのはなぜか?」っていうのを色々訊いてみたところ。

中澤有美子:はい。

安住紳一郎:これはね、びっくりしたんですけれども。たとえば、自分が好きなスターとかアイドルが、自分が思い描いていたものと違う実生活を見せられたりする。

中澤有美子:うん、うん。

安住紳一郎:そうすると、やっぱりビックリしたりガッカリしたりするっていうことがあるんですって。

中澤有美子:はい。

安住紳一郎:それはね、私もたしかにそういうことがあったので分かるんですよね。

中澤有美子:はい。

安住紳一郎:そうですよね。最近はね、皆さんのプライベートを色々見せたりする時代なので。

中澤有美子:ええ。

安住紳一郎:凄く純情で真っ直ぐなものを表現されてた人が、実はちょっとね、だらしない男の人と恋愛をしてる、みたいなのがスキャンダラスに出てきたりとかすると、なんか裏切られたような気持ちになって。

中澤有美子:ああ。

安住紳一郎:ちょっと応援する気持ちが、挫けちゃうじゃない。ところが、バーチャルの場合だと絶対にそういうことはないから、最後まで応援できる。

中澤有美子:へぇ。

安住紳一郎:なので、感情移入できるみたいなことかな。

中澤有美子:うん。

安住紳一郎:「友情って素晴らしいよね」みたいなことを歌っている歌手が、実は一億円脱税してた、みたいな。そういうことがあったりすると、もう傷つきまくるわけじゃない。

中澤有美子:そうか、そうか。

安住紳一郎:「それだったら、初音ミクさんに友情を歌ってもらってた方が、感情移入できるわ」っていうことかな。

中澤有美子:はい。

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