安住紳一郎、飄々としながら実は「熱い男」であることを裏付けるエピソードまとめ

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TBSアナウンサー・安住紳一郎さんは、飄々としているように見えて、「実は芯の熱い男」…そんな彼の一面を裏付けるエピソードについて今回はまとめてみました。

川田亜子の命日近くのラジオ生放送中に号泣

川田亜子っていう、女性アナウンサーが私の後輩におりまして。ちょうどね、彼女が死んだのが、2008年の命日が5月25日なので。

ちょうど一昨日で、亡くなって丸10年ということなんですね、早いですね。そう…友人とか、彼の家族の別れとはまた違いまして。

後輩のね、別れっていうのはずーと考えてしまいます。本当に、もう少し何かできたんじゃないかな、ということ。10年、変わらずずっと考えています。10年経ってもまたね、どっかで会えるんじゃないかなっていう感じを、ずっと持っています。

さっきね、アナウンス部の部屋の中の話したんですけども、それもね、同じ部屋の中の出来事だったんですけど。彼女が、ちょっと仕事のやり方がね、少しあの強めだったということもあって、少しやっぱり孤立してた時期があって。

で、俺もちょっとやり方が強引で孤立してた時期があって。当然、田中みな実さんと1年半も口聞かない、みたいな、そういう強引なやり方をしてたんで、当然周りの同僚からは少し浮いちゃってたところがあるんだけれど。

その時にやっぱり…まだ生きてた頃の川田が、夜中に俺のところにやってきて、「安住さん、私も孤立してしまいました」って。「安住さん、私と組みませんか?」っていうことね、突然言ったんですよね。

ただ、俺はその時、川田には…多分、川田は俺に甘えに来てただけだと思うんだけど、俺は俺で、なんか「お前とのやり方は違う。お前は、そのやり方で、仕事が煮詰まったんじゃないか」っていうことで、少し突き放してしまった。

そこに対しての後悔がもう凄かって。まぁ、その後、結局彼女は自殺をしてしまうんだけれども。本当に、その時のことを後悔しています。

そして、川田さんのことを、大事に思ってた人には申し訳なく思っています。10年経って、こんなこと言われてもと思うんだけれど、本当に…どんな謝罪を持っても、許されないことだと思って。

俺が、この放送局のアナウンサーを続ける限りは、川田のことを考えてあげたいというふうに、ずっと思ってるんです。

非常に、可憐な女の子なんですけども。そして、とっても性格強気なんですけど。寂しがり屋のところがありましたので。ぜひ、たまに思い出してやってください。

ちょうど、彼女が亡くなってから10年が経ちました。…内輪の話ばかりで申し訳ない。今日は、ちょっと自分の話ばかりをしてしまいました。

安住紳一郎、10年経ってもなお後悔し続ける川田亜子アナの自殺直前にかけた言葉「突き放してしまった…」

後輩の才能に嫉妬するあまり…

安住紳一郎:私、休みで旅行してたんですけども。本当は、後でね、福島君の放送を聴くつもりだったんですけど。なんとなく、気が気じゃないので、旅先で急遽、radikoで聴くことに致しましたね。

中澤有美子:へぇ。

安住紳一郎:私は、ボスニア・ヘルツェゴビナのホテルで、朝5時に聴きました。

中澤有美子:本当に?そんなところに行かれたんですか。

安住紳一郎:それでやっぱり、面白かったですもんね。そしてちょっと、混沌としてる、衰退していくテレビ・ラジオのことを考えて、自分のやり方が、自分の言葉で、放送局で働く気構えのようなものを、福島さんはところどころ、お出しになっていましたよね、やっぱりね。

中澤有美子:はい。

安住紳一郎:そういうものが伝わってきて、聴いてるみなさん以上に、私も胸に来るものがありましたね。嬉しくて涙が出そうになったときもありました。

中澤有美子:はい。

安住紳一郎:そして、声がいいです。上手にやりますもんね。

中澤有美子:ええ。

安住紳一郎:で、嬉しい気持ちと嫉妬の気持ち、半々がずっとボスニア・ヘルツェゴビナのバスタブの中であったわけですけども。

中澤有美子:ああ…

安住紳一郎:人間、そういう時どうなりますか?人間、もぞもぞしてメモに線をぐるぐる描いたりとかね。クッションの紐を引っ張ったりなんかしながら、悶絶する感じなんですけど。

中澤有美子:ああ、イジイジね。

安住紳一郎:私もそういう気持ちになったんですね。ただ、バスタブの近くにいたもんですから、ほぼ裸状態でそれを聴いてたもんですからね。

中澤有美子:はい。

安住紳一郎:もぞもぞしながら、混沌とする、ぐるぐると乱気流みたいな感情を、どこに持っていけばいいのか分からなくなりまして。

中澤有美子:ええ。

安住紳一郎:ちょうど、右手の人差し指のところに、皮のほつれっていうんですか、ささくれがあったんですけど。それをイジイジやってたんですよね。それで、福島君の『日曜天国』をずっと聴いてたんです。

中澤有美子:はい。

安住紳一郎:そしたら、やっぱり大の男が指先をイジってるのどうなんだって話があるわけですけど。自分でもビックリしましてね。興奮してるから、痛みが分からないみたいで。その…福島君のラジオの面白さに嫉妬しちゃって。

中澤有美子:ええ。

安住紳一郎:指先の皮をね、ベロベロ剥いてたの。

中澤有美子:うわぁ…

安住紳一郎:人間って怖いね。ちょっとこれ見て、こんなに剥いてるの。

中澤有美子:深い(笑)

安住紳一郎:真っ赤なの。中の肉が見えるくらい。人差し指の先端の皮を嫉妬で剥いてたんだよ。

中澤有美子:うわぁ(笑)今もまだちょっとプニプニしてる、肉が…

安住紳一郎:ベロンチョだよね。爪の幅の半分くらい、ダイヤモンドで言えば3カラットくらいの大きさで、肉が見えてたんだよ。

中澤有美子:ううっ…

安住紳一郎:「私にもまだこんな気持ちがあるんだ」って思いましたけどね。

中澤有美子:ああ…

安住紳一郎:これはもう、福島君の才能に対する嫉妬で剥いた俺の皮だよね。

中澤有美子:はっはっはっ(笑)血が出ましたでしょう?(笑)

安住紳一郎:いや、驚いちゃったもんね。

中澤有美子:ねぇ。

安住紳一郎:ビックリ。

中澤有美子:今もそのなんですか…赤紫は。

安住紳一郎:人間って面白いね。嫉妬してたんだろうね。それで、人差し指の痛み感じてない、ビックリするくらい皮が剥けてて。

中澤有美子:ええ。

安住紳一郎:これは福島君の才能に対する嫉妬で剥いたということで、この皮をね、大阪に送ろうと思ってます。

中澤有美子:やめて(笑)それはやめましょう(笑)

安住紳一郎:「これは、お前の力が剥いた俺の皮だよ」って。

中澤有美子:ふふ(笑)それ、やります?(笑)

安住紳一郎:うん、送ってあげようかなって。

安住紳一郎、福島暢啓アナの才能への嫉妬で人差し指のささくれをあまりに深く剥いてしまったと告白「中の肉が見えるくらい」

伊集院光に熱い思いを込めた宣言

伊集院光:本人を差し置いて、周りが熱くなるパターンで思い出したのが…(笑)昔ね、TBSの日曜日の昼間に、『伊集院光 日曜日の秘密基地』っていう番組やってて。

それが、わりと最初から「10年を目標にやろう」って言ってて、10年経って。で、やめることになって終わったのね。

で、終わったときに、まだ若かった…いくつぐらい?10何年前ぐらいか。11~2年前、その後、爆笑の番組になってから、11~2年前に、まだ今より若かった安住(紳一郎)アナウンサーが、多分それを聞いて。あの男も、熱い男…だと俺は思ってて。熱い男だから。

最終回、自分の番組のところに来て、最終回の終わった時に…始まる前かな。自分のところに来て、スタジオでもうすごい熱い感じで、「僕がいつか偉くなって、伊集院さんの番組を絶対再開させますから!」って言ってくれたの。

ただ俺、円満に終わってたから(笑)でも、安住君の中では、「あのトラブルメーカーが有楽町でトラブル起こしてここに来て、ここでもトラブルを起こしたって思っちゃったんだと思うんだよ(笑)

でも、その時珍しく円満に終わってんだよ、俺。その時、期日もちゃんと決めて、円満に終わってんだけど、凄い憤りを多分感じてて。何も言わないでそうなっちゃったから。

それで凄く、一生懸命そう言ってくれて。全員、ポカーンとしながら、「うん…うん…」ってなったの(笑)

伊集院光、安住紳一郎が『日曜日の秘密基地』終了時に「僕がいつか偉くなって、伊集院さんの番組を絶対再開させます!」と宣言したと明かす

敬愛する古舘伊知郎の実況を完コピ

古舘伊知郎:俺が忘れえぬ思い出は、『報道ステーション』終わってから、全く仕事がなくて、なんか喋りたい、喋りたいって欲求で。

やっぱりずーっと22歳からアナウンサーになって、40年。ずーっとあくせく喋る仕事をやってきて、もう貧乏性抜けないし。もう、喋ってないといられないって時に、真っ先に呼んでくれたのが、TBSの安住(紳一郎)の番組。『ぴったんこカンカン』だよ。

そこ呼んでくれた時にさ、ずーっと、12時間くらいロケやったかな、彼と。一番印象に残ったのは、彼が俺の『トーキングブルース』の薬局バージョンのネタを、彼が丸暗記して、俺の前でね、本人の前で披露した。

立教大学の放送研究会かなんかで授業やってるところの、大講堂でやったんだけど。凄いな、彼は。まずね、1994年の第7回の『トーキングブルース』の未だにファンの間ではウケている、ワンコーナーだよ。

俺が、薬局の前のおびただしい種類と数の栄養ドリンクの陳列台を、ただただ実況中継するっていう。各製薬会社の名前や商品名をダーッと羅列して、死ぬほど喋り狂って、最後に「お客さん、何にしますか?」って訊く。

俺の狙いは、別にあったんだよ、これ。だけど、どういうわけか安住は、「古舘さん、外郎(ういろう)売りの現代版、ありましたよね。俺、アレ大好きなんですよ、薬局バージョン」って。外郎売りっていうのは、役者さんやアナウンサーを目指してる人ならみんな知ってるけど、早口とか滑舌の練習で。

「拙者、親方と申すはお立ち会いの内にご存知のお方もござりましょうが、お江戸をたって、二十里上方、相州小田原一色町をお過ぎなされて、青物町を登りへおいでなさるれば、欄干橋虎屋藤衛門…」って、これずっと続くのね。

これ、ずっと続くのを練習する。それで、「外郎売りの現代版でアレをやったでしょ、良かった」って、そうじゃないんだよ、アレは実は。あまりにも過剰消費。大量生産・大量消費の時代は、もう終焉じゃないか、と。

「1994年で、こんなに凄すぎて良いのか?」と。「もうちょっと整理・統合しなきゃいけない時代じゃないの?」みたいな思いを込めてやったんだけど、安住は単純に「外郎売りの現代版」って言ったから、「うん、そうそう」って、俺も調子合わせちゃって。

そこで彼が、8分以上のバージョンだよ、アレ。ダーッと喋って、やってくれたんだよね。で、なんかね、『ぴったんこカンカン』の3人くらいの若い学生アルバイトのADさんを深夜まで残して、半徹夜状態で、つっかえながら、3日間くらいかけて、丸暗記で仕上げてくれて。

それを彼は、俺本人の前で披露してくれて。「どうですか?後輩は、引き継ぎましたよ」って。本当に嬉しかった。そして、泣いたよ、彼は。

まず嬉しかったのは、全部やってくれたこと。で、半分嬉しいわけ。見事に彼は、とちりもしないで、つっかえもしないで、フルバージョン、全てやってくれたから。半分嬉しくて、半分どっか俺の中で「俺のが上手い」って思ってるわけだよ。

だって、俺の方が上手いんだもん、だって。これ、安住に聞いてくれてもいいわけ。圧倒的に俺の方がパワーあるし。テンポも早いわけ。半分、「俺の方が上手い」って言いたかったけど、そんなことは失礼だから、「安住、ありがとう」って。そしたら彼は、先輩に言われてホッとした。で、やりきったことの自分へのホッとしたご褒美も含めて、ボロボロッて泣いた。

半分感動して。「なんで泣いてんの、お前。ありがとう」って嬉しいよ。その気持ち、分かるから。でも、半分、「なんで泣くんだよ?」みたいな。「お前、俺の生前葬やってんのか?ここで」みたいな。「やめてくれよ、もう一回、バラエティで一花咲かせようと思ってんのに」って。複雑な気持ちになった。

でも、ありがたいよな、安住はな。

古舘伊知郎、安住紳一郎の8分に渡る古舘の実況完コピに感動するも密かに思っていたことを告白「俺の生前葬やってんのか?」

初対面の「生徒」と食事

安住紳一郎:赤坂は、夜もね、怪しい色を帯びる街ですもんね。

中澤有美子:ええ。

安住紳一郎:これ、私大好きな話なんですけど、外ではあんまり話できないんで、この機会に話しちゃいますけど。

中澤有美子:ふふ(笑)

安住紳一郎:この話、私は赤坂で住んでてとてもいい話だなって思ってるんで。

中澤有美子:ああ。

安住紳一郎:夜になると外国からいらっしゃってる、マッサージのお姉さん方がたくさん出るんですよね、新橋とか赤坂は。

中澤有美子:ええ。

安住紳一郎:それがどういう商売なのかは、詳しくはね、知らないことにしていた方がいいって場合もありますけど。当然、夜の街なので、そういう日本にお金を稼ぎにきている人たちも、一生懸命働いてるわけですよね。

中澤有美子:ええ。

安住紳一郎:それで酔客たちを誘ってご商売されてるわけですけども。それで、朝方の4時とか5時くらいになると、もうお客さんほとんどいなくて。

中澤有美子:うん。

安住紳一郎:私達のような勤め人で、夜遅くまで仕事しちゃって、帰るだけみたいな。そういう、私達とすれ違うんだけども、そっちの女の人たちは、私達のことをただの仕事帰りの疲れたサラリーマンだと思ってるから。

中澤有美子:はい。

安住紳一郎:自分たちの客じゃないって思ってるから、ただの赤坂の勤め人同士のすれ違いが続くんだよね。

中澤有美子:ああ。

安住紳一郎:それが夜中になると誰もいないから。女の人たちしかいないから、普通に「お疲れ様~」みたいな感じで帰るんだけども。

中澤有美子:ええ、ええ。

安住紳一郎:それがお互い、夜まで働いてる者同士、アジア人同士の。

中澤有美子:連帯感っていうか。

安住紳一郎:連帯感みたいなのがあって、嫌いではないんです。で、ある時、本当に朝方5時くらい、両手に荷物を抱えて電車で帰るのもイヤだから、タクシー拾おうと思って大通りまで行こうと思ったら、その出稼ぎに来ている女の人がいて。

中澤有美子:はい。

安住紳一郎:私の顔を見て、てっきりね、私が呼び込みされるのかなって思ったら、違って。私の右手をとって、固く握手をして、「あなたは私の先生」って言われて。

中澤有美子:え?!

安住紳一郎:「なっ…新しい勧誘かな?」って思って(笑)

中澤有美子:へぇ(笑)

安住紳一郎:手に紙袋を持ってたのに、紙袋を払い落とされてね。

中澤有美子:はっはっはっ(笑)

安住紳一郎:「あなたは私の先生」って言われて。で、「どんなマッサージですか?」「おいくらですか?」みたいな(笑)そんなことにはならないんだけど。

中澤有美子:うん。

安住紳一郎:そしたら、「どういうこと?」って言ったら、「私はあなたを知っている」って。私がこういう仕事をしているってことを伝えたいのかなって思ったら、そうではなくて、「私は日本に来た時に、お金がなくて日本語学校に行けなかった。だから、私はあなたのバラエティ番組の字幕スーパーを見て、日本語を覚えました」って。

中澤有美子:ああ!

安住紳一郎:…嬉しかったぁ。

中澤有美子:ふふ(笑)

安住紳一郎:嬉しかったぁ。

中澤有美子:本当ですね(笑)

安住紳一郎:「バラエティ番組が面白いから、よく見てた。あなたの日本語、綺麗だから私、日本語を覚えやすかった。青い字幕スーパー、覚えやすかった」って。

中澤有美子:はっはっはっ(笑)

安住紳一郎:本当、涙出たもん。

中澤有美子:そうですか。

安住紳一郎:いや、本当にね、嬉しかったぁ。「私は、あなたのために仕事してました」みたいな感じで。

中澤有美子:おお(笑)

安住紳一郎:それでその人に、チゲ鍋ごちそうになったの。

中澤有美子:はっはっはっ(笑)

安住紳一郎:24時間やってる。チョンソルっていう。

中澤有美子:はっはっはっ(笑)

安住紳一郎:韓国料理屋で。「先生、先生」って。完全にマッサージ嬢ね。「安住、なにマッサージ嬢と食事してんだよ」って目で見られながらも、俺、「先生」だから平気だった。

中澤有美子:はっはっはっ(笑)

安住紳一郎:あれ、アナウンサーの安住さんだけど、完全に「え?!」みたいな。完全に「売春婦とメシ食ってるぞ」みたいな。

中澤有美子:夜明けの(笑)

安住紳一郎:でも、俺は平気だった。俺の教え子だから。凄い嬉しかった。

中澤有美子:そうですかぁ。

安住紳一郎:赤坂のお祭りを見ると、この話をいつも思い出すんです。

安住紳一郎、夜の赤坂でマッサージ嬢に「あなた、私の先生」と声をかけられて感動した過去を告白「あなたの番組で日本語を覚えた」

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