2024年12月4日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(毎週水 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、スチャダラパーとPESに『Melodix』若手スタッフが空気を読まずに言ったことでヒヤヒヤしてしまったと告白していた。
山里亮太:時代を感じたっていうのが一個あって。先日、『Melodix』のスペシャルがありましてね。そのスペシャルで、やってる時にアーティストさんで凄い方がいっぱい出てくれて。
豪華な顔ぶれで、お正月の番組なんだけど、出てくれるってなってね。凄いのが、スチャダラパーさんが出てくれて、言ったらカリスマですよ、我々の時代の本当の憧れのスチャダラパーさんと、元リップスライムのPESさんもいて。
で、その4人がスタジオに入ってくるっていうシーンを撮るっていうのがあったんだけど。その時に時代を感じたんだけど。その若いスタッフさん、ディレクターさん。年の頃なら20代真ん中。
『Melodix』って相当深夜にやってるから、言ったらテレビ局に入ってそんなに間もない、ディレクターデビューをやったりする番組だから、若いスタッフさんが多いの。で、そのスタッフさんが27歳ぐらいかな、いつも一生懸命やってくれるスタッフさんでいいんだけど。
そのスチャダラパーさんとPESさんが入ってくる時の演出的な感じで、「じゃあ、今日よろしくお願いします。4人で入ってきていただいて、チェケラーって言ってください」って言うのね。
「おおー…」と思って。他のアーティストさんもみんないて、本番の時だから。「チェケラー」って言ってくださいねって言って、ちょっとどよめくわけ。「なんだ?なんだ?」みたいになってて。
で、スチャダラさんとPESさんも「チェケラーってあんま言わないんだけどね」って言ったら、それはたしかにそうじゃん。ラッパーの人たちを芸人がコントでやる時に言うようなセリフなわけよ。
でも、台本にも書いてあって、俺、イヤな予感したのよ。台本には完全に「チェケラ」って書いてあったからね。スチャダラさん、35年やってんだよ。「カメラ向いたら、そこにチェケラってやってください」って。そしたらスチャダラさんもPESさんも「チェケラって言ったことないんだよなぁ」って言ったら、普通はそこで気づくじゃない。「失礼なことをした」って。
じゃなくて、今の子たち凄いなって思ったのが「あ、そうですか。手を両方に出していただいて、親指立てて、2本指をこうやりながらやったら、チェケラーです」って。「チェケラーってやらないんだよな」を、「あ、知らないから教える」ってなったっていうこの感じ。
スチャダラさんとPESさんに「すみません…」って言ったら、「ああ、全然全然いいのよ」って。スチャダラのANIさんが凄い優しい目、そして覚悟を決めた目で「山ちゃん、俺たちチェケラーって言うよ」って、チェケラ言ってくださって。
いやぁ、痺れ上がる瞬間でしたけどもね。もちろん、悪気なんかないんですけど。

