2024年12月3日放送のCBCラジオの番組『むかいの喋り方』(毎週火曜 22:00-0:00)にて、お笑いトリオ・パンサーの向井慧が、ロンブー田村淳が講演で存分に魅せたプレゼン力に脱帽したと語っていた。
向井慧:淳さんの講演が始まったんですけど。これがね、まぁ見に来てくださった方、何人かいらっしゃったんで、その方たちは分かると思うんですけど。やっぱ凄いね。
そもそも、やっぱ淳さんが愛知県の良さを語るって、ちょっと違和感あるじゃん。出身山口だし、基本的には東京にずっといらっしゃるし。愛知のイメージってそんなないよねっていうところなんですけど。
それをやっぱね、ご自分でまず喋るんすよね。「皆さん、僕が出てきてなんで愛知の良さを語るのか。『なんでこいつ来てんだ?』と思う方、ちょっと手を挙げてもらっていいですか?」みたいな。
そしたら、やっぱ何人か挙がるんですよね。「あ、分かりました、分かりました」って。で、「これ1時間終わった後に、もう1回聞きますんで。その時にもう誰も違和感ないように僕はお話しします」というところから始まるんですよ。
で、そっからパワーポイントを使って、まず自分の生い立ち。「こういう家庭に生まれました」みたいな。で、お写真出しながら。そしたらそこに、やっぱちゃんと笑いが入っているんですよ。写真がちょっと面白かったり、ちょっとこう説明でボケたり。
で、そっからなんで名古屋が好きなのか、愛知県が好きなのか。それは淳さん、お城が好きだから。で、愛知県にあるお城って凄いですよっていうことを言いたい、と。で、なんで自分がお城好きになったのかって話もパワーポイント使いながらどんどんどんどん喋っていく。
そしたら、どんどんなんか客席が前のめりになっていってんのが分かるんですよ。なんか凄いみんながぐーっと話に引き込まれている。で、終わった頃には最後に「じゃあ、ここまでお話を聞いていただいて。なんでこいつがやっぱり愛知県のこと喋ってんだって思う方、手を挙げてもらっていいですか?」っつったら、もう綺麗にゼロになって。
本当に、まぁ言い方あれですけど、マジで詐欺のセミナー見てるぐらいの(笑)それぐらいの引き込まれ感。
で、途中でちょっと強めに会場の人いじってみたり、「じゃあこれ、覚えてくださいね。後でチェックしますんで」とかって、集中力が途切れない絶妙な伏線っていうか、張ってるんですよ常にね。
で、ちょっと体をみんなと一緒に動かしてみたりとかっていうことで、多分もう心理的にみんな掌握されて。「うわぁ!」みたいな。「凄い!」って、俺も袖で見てても思いました。

