伊集院光、他人に認められるかどうかではなく「好きなものは続けていい」と改めて気づかせてくれた漫画『67歳の新人 ハン角斉短編集』について語る

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2023年12月25日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、他人に認められるかどうかではなく「好きなものは続けていい」と改めて気づかせてくれた漫画『67歳の新人 ハン角斉短編集』について語っていた。

伊集院光:漫画で、押見修造先生がテレビの収録で教えてくれた作品で。1つはおっさんタイムリープのやつなんだけど。もう1個の方の、『67歳の新人 ハン角斉短編集』っていう漫画本は、多分、押見先生にそこで教わって凄かったんだけど。

なんか普通の漫画好きなおじさんで、若い頃ずっと投稿とかしてたんだけど、もう投稿全然ダメで、その後も67歳までずーっと書き続けてるっていう。全然プロデビューできないまま、途中からはプロデビューも何もなくていいやって言うんで、延々と漫画書いてる人が67歳で目に止まって、今まで書いてたものを短編集で出すのね。

それが、上手く言えないけど67年間、もう人に見せるかどうかも分からない、「俺は漫画が描きたい」ってだけで描いてるから、なんかその二十歳ぐらいから描き始めてるとしても、40年前ぐらいの作風なんだよね、謎の。

なんかその真空パックされて…マンモスがロシアのツンドラの中で生きていた、みたいな感じなんだけど、えも言われぬ迫力と、それとなんつったらいいのかな、「すぐデビューしましょう」っていう感じじゃないのは分かる。だけど、そのハン角斉先生独特の作風で、いい意味で気持ちが悪い感じが凄いして。

それと、なんか若手のお笑いとかは読んだ方がいい気がする。河野かずおも読んだ方がいいかも。なんか、「ああ、好きだ」っていうことは続けていいっていう。その人も別に職業をやりながら、好きだからずっと漫画を描いてるものが、こういうことになるんだっていう。

『67歳の新人 ハン角斉短編集』で、作者はハン角斉です。これはとても良かったです。

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