2020年3月30日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、トム・ブラウンが「無観客・無配信ライブ」の告知を行ったセンスを絶賛していた。
伊集院光:なんかすげぇなって思ったんだけど。自分もネットで見っけたんだけど。トム・ブラウンのライブっていうのがあって。これが凄くて、カッコイイ…でも、真偽が分からないんだよな。
トム・ブラウンが、ライブの告知をしてて。それが、明日の夜かな。元々、明日の夜なんだよな。この最中にライブの告知をしてて、なんだろうって思ったら、「無観客・無配信」とか書いてあって(笑)
トム・ブラウン
「無観客無配信ライブ」・2020/3/31・ラスタ池袋・19:30~
出 演
トム・ブラウン
シークレットゲスト有り◇注意事項
※こちらのライブは、トム・ブラウンが無観客、無配信で行うライブです。
どなたもご観覧いただけません。ご注意ください。問い合わせ
ケイダッシュステージ— トム・ブラウンみちお🐸 (@tom_mitio) March 23, 2020
「無観客・無配信」って書いてあった上に、そこに「シークレットゲストあり」って書いてあるの(笑)
これにパチッと目が止まったときに、「これ壮大なネタなんじゃねぇか?」って。「どっちなの?」っていう。まず、「何のためにやるの?」っていうことが1個と、シークレットゲストって書いた時点で、これ壮大なネタなのかっていう。
もう、ワクワクしてきちゃって。誰も見ない、誰も知らないところでトム・ブラウンが「ダメーッ!」って言ってて。そこにシークレットゲストが来てるっていうことの、なんですかね、このワクワク感、分かりますかね?
誰も見たことない魚が、誰も行ったことない海域にいる感じっていう。でいて、それを「これは誰も見たことがない魚だ」っていうことを知らない人が、普通に釣って食べている感じみたいな。
その感じの、ふわっとしたトム・ブラウンライブ。で、ラスタ池袋っていう、普通にあるライブハウスで、最初思ったのは、この無観客・無配信っていうのは前にナオくんが言ってた、練習のためにみんなで見るのかって言うと、そういうことでもないっていう。
「ああ、今やってるんだろうな」って思うための(笑)トム・ブラウンは今やってる、「何が3つ揃うのかな?」って思うっていう。
それがビックリしたのが、寸前になって中止のお知らせが出てるのね。「中止って何?」っていう(笑)俺、わざとだと思うの。そもそも、トム・ブラウンのライブって俺、まだ行ったことないんだけど、注目してたのが、物凄いタイトルふざけてたりとか、それもシュールなギャグ入れてきたりはしてるのね。
俺、それの真骨頂なんじゃねぇかなって。このご時世に、無観客・無配信でシークレットゲスト…なんだよ、シークレットゲストって明らかになってこそシークレットゲストだろ(笑)
行った人が見て、そこに来た人か誰かが明らかになったら「あっ、シークレットゲストって誰々だったんだ」ってことなのに、これ自体を誰一人見ない状態で、シークレットゲストって銘打ってるところに、作品性というかネタ性がすげぇある気がして。
それでご丁寧に、直前になって「諸事情により中止になった」っていうのを、言わなくていいもんね(笑)
— トム・ブラウンみちお🐸 (@tom_mitio) March 30, 2020
誰に報告してるのか分かんないじゃん。俺も明後日、ニューヨークのカーネギーホールでライブあるけど、あれも無観客で無配信だから。言わなくてなくていいと思ってるから言ってないけど(笑)
もしかしたら分かんないよ、ニューヨークがあの事情だから、カーネギーの方もアウトになる可能性あるけど。もうこの時点で全然、トム・ブラウンの二番煎じだからね。
それもまた、ラスタ池袋ってところがよくて。ラスタ池袋は、トム・ブラウンがライブやってても全然おかしくないところだし。
これ、今度訊かずにはいられないよ、本人たちに会ったら。でも、野暮だよね。「あれはネタなんだよね?」っていうのも野暮じゃん。でも、このゾワゾワ感みたいのはすげぇカッコイイと思う。トム・ブラウンはやっぱ凄いなぁって思って。