2023年8月21日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、高校野球で慶應高校「脱・丸坊主」を批判する人たちに思うことについて語っていた。
伊集院光：高校野球、今日、慶應が決勝戦いったけどさ。慶応って頭髪自由なの。だから、普通にツーブロックのやつがいたりとか、割と普通のサラサラヘアのやつがいっぱいいたりするんだけど。
これに対して、ネットの「高校野球こうあるべき」って、凄い厳しい人たち、外の人たちが、「高校野球は坊主であるべきだ」と。
で、今大会は高校野球、割とそういう髪の毛自由のところ、割と多くて。そこそこ強かったんだよね。で、なんかその高校野球、坊主であるべき派の人たちは、凄いこのロン毛と言わないまでも、自由。髪型自由に厳しくて。
坊主が自由に勝つと、もうツイッターとか投稿でガンガン「髪の毛切って出直してこい」と。「お前らはそんな洒落た髪の毛してっから勝てねぇんだよ」みたいのが、すげぇ行くんだって。
もうバカバカしい話じゃない。そんな、髪の毛でどうにかなるようなことじゃないからさ。もしだよ、それ髪の毛短い方が強いんだったら、もう絶対あれですよ剃毛高校が…帝京高校とかけてることが全然わかんないんだよ(笑)
で、俺たちの頃もね、俺たちの頃は本当に今よりもずっと髪の毛、みんな坊主で。河野かずお君も、一緒にその僕より10年ぐらいあと、高校野球やって、今40代で。やっぱり長髪のチーム凄い少なくて。
俺らは、監督からも煽られて、「絶対、長髪負けんなよ」って言われたよね。で、俺たちもなんか、ああいう青春の全てをかけてない、おしゃれに気持ちが分散してる奴らに、「俺ら負けるわけないよな」みたいな上げ方してたから。
多分、その洗脳が…俺たち、それで結局そのチームに負けたりとか、あとそれとは別だなって分かってから、「まぁ、アレはアレだな」っていう正気に戻ってんだけど、そこ戻れない人たちもいっぱいいるんだなっていう。
