2023年7月31日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、映画『君たちはどう生きるか』は「宮崎駿の生前葬」であるという妻の感想が一番しっくりきたと語っていた。
伊集院光：カミさんと色んなところ行ったはずなんだけど…ああ、あれ行った。『君たちはどう生きるか』、カミさんと行った。
まだ見てない人もいるだろうから、ネタバレするようなことは言わない。ネタバレするようなことは言わないんだけど、『君たちはどう生きるか』ってさ、俺みたいにみんなそう思ってるのかどうか知らないけど、自分が見る前の、自分がそれを見に行く前の感覚で言うと、あんまりこうネタバレのツイートとか、感想みたいな、ネット情報みたいなの少なくない？
それがどうしてかってことが少し、分かったっていうか。なんかね、俺とカミさんと話したその感想で、ネタバレしないので言うと、「なんか宮崎駿の相馬灯みてぇなもんだな」って話になって。
そしたら、ウチのカミさんは、「生前葬みたいなもんだ」っつって。で、結論、「法事を面白かったとか、つまんないとか、そういうもんじゃない」って(笑)
「俺がいいかどうかだ」って。で、「俺はいいけど、みんなも行った方がいいよ」ってもんじゃない、法事だから。生前葬だから、「おい、絶対行ったほうがいいよ」ってことじゃないから。
俺は別にその生前葬に行ったっていうね。行って、「あ、そうなんだ」っていうこと。で、人に勧めて、「あんま生前葬が面白くなかった、盛り上がらなかったぞ」って言われても、それは知らないよっていう。
だから、それ人に勧めるのは違うっていう風になりまして。一応、ウチのカミさんの「人様の法事にお邪魔して、つまんないだとか、その面白いだとかそういうんじゃない」っていうのが、俺の中では一番しっくりきた感想でした。
