伊集院光、NHK-FMの新番組『伊集院光の百年ラヂオ』はラジオ衰退の歴史の中で「ラジオしかできないこと」を模索したアーカイブの再発見できることが面白かったと語る

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2023年3月27日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、NHK-FMの新番組『伊集院光の百年ラヂオ』はラジオ衰退の歴史の中で「ラジオしかできないこと」を模索したアーカイブの再発見できることが面白かったと語っていた。

伊集院光:NHKのFMでやる…これが、なんかあんまりね、「聞いてね」とか言わないのは、「凄い面白いんでしょうね、期待してますよ」って言われると、そういう番組じゃない。

俺をはじめとした、相当な物好きだけが聞く感じの番組で。NHKのアーカイブに、25万本の番組があるんですって(笑)何か言ってたな、スタッフが。毎日何時間聞いても、定年まで聞き続けることになるって言ってたから、若いスタッフが(笑)

その中のアーカイブの番組を、1回目だけはちょっとダイジェストになるんですけど、結構、丸々1本聞いて、で、これは俺に大好評(笑)で、これがよそに向けて好評かどうかはもう不安しかない(笑)

自分が興味あるのは、あと5年でラジオ100年になるとか言ってたかな。テレビが今、70年ぐらいで記念のやつやってるでしょ。最初の方の30年間っていうのは、もうラジオしかない。

で、しかも30年間の内、最初の5年とかは恐る恐るラジオが始まってるんですよ。でいて、途中もう絶好調。ラジオの聴取率が、下手すれば50%とかあるような。なんかこう「ラジオドラマの話題で、もう銭湯が持ちきりですよ」みたいな、そういう時期なんです。

で、その後、30年目が近づいてくると、テレビってもが来るらしいという話になってきて。ただ、この段階では割とテレビを舐めきってるのね。「ちょっと変わった奴は見るんだろうな」とか、「金持ちは見んのかもしんないけど」っていうね。

だけどもう、こんだけみんなが楽しみにしているラジオを、脅かすわけはないよなんつって、それぐらいのスタンスでいるわけ。で、テレビ始まったあたりで、ちょっとこう風向き変わってくるっていうか。

で、いよいよテレビが普及しだしたところで、ラジオがやってた番組の中で、絵があるんならあった方が面白いじゃんっていう番組が、どんどんテレビにとられていくの。

で、「これはヤバイぞ。ラジオなくなんじゃねぇか」っていう焦りが見られる時期を経て、で、ラジオはテレビでやれないことをやらなきゃいけない、になり。で、さらにはこれはテレビ向けでも、こういうのはラジオ向けなんじゃないかみたいな、結構揺れがいろんな番組、特に長寿番組なんかは揺れがあるのが面白くて。

で、自分が思うのは、多分今、既存のテレビとかラジオがネットってもんが出てきて、随分、ネットに持ってかれてるんだけど、負けは認めないみたいな。負けを認めるのは勇気がいる、みたいな状況で。

なんか自分らが何をすべきなのかとか、そういうことがちょっと見えてきたりとか。なんか何回かラジオが、「ラジオしかできないことやった方がいいよ」っていう。なんか物凄い、一生懸命ちゃんと音とってきたりとか、そういうことをしてるこうと思われる時期のアーカイブが出てくるんですよ。

こういう番組だから、「日曜の昼間から超面白い」というのは無理です(笑)今みたいな、理屈くさいところが結構、僕の中にはめちゃめちゃ来るんで。なんか、毎回「なるほどね」って言いながら聞いてますけどね。

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