2023年12月13日放送のニッポン放送系のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水 27:00-28:30)にて、テレビプロデューサーの佐久間宣行が、『ゴッドタン』で「マジ歌選手権」という名物企画が誕生したきっかけを明かしていた。
佐久間宣行:今年はですね、マジ歌の話をしてる時に、ラジオのスタッフに言われたんですよ。「佐久間さん、そもそもマジ歌ってどういう企画なんですか?」っていう(笑)
マジ歌って言葉だけもう定着してんじゃん、みんな。で、結局マジ歌ってさ、なんかコミックソングの大会だと思われてんだよ、もはや(笑)
もはや長くやってるから、「マジってどこなの?」っていう。「どういうことなの?」っていう。で、「笑わされると牛乳吹いちゃうって、どういうことなの?」って言って。
言われてんだけど、これ元々、もう20年ぐらい前かな。『ゴッドタン』が始まって最初の頃に、東京03の角ちゃんが離婚したのよ。で、その時になんかそれを悲しい歌みたいな感じにしたやつがあって。「それが何回聞いても笑っちゃう」って、オークラさんが言い始めて。
で、「角ちゃんの真面目な歌、真面目なのに何回聞いても笑っちゃう」っていうのを、じゃあ一回やってみよう、と。何回聞いても笑っちゃうから、最初のマジ歌って、1周目とか2周目とか3周目っていう、その完奏できるまで歌う、みたいな。で、牛乳誰かが吹いたら終了、みたいな感じで始めて。
最初のマジ歌が、劇団ひとりと、日村さんと角ちゃんの3人かな。ケンコバさんは2回目からかな。で、始めたの。その時から、みんなフォークソングみたいなやつで始まったんだけど、いつの間にかどんどん、どんどん…まぁなんて言うんですかね、「笑わせない」っていう体の企画に(笑)はっはっはっ(笑)
マジ歌って、何回か確変が起きてて。最初は日村さんとか、角ちゃんとか劇団ひとりでやってて、で、そこに後藤さんが加わったっていうのが一個。後藤さんが、そもそも普通に作った曲が格好悪かった、ダサかったってのが一個の確変と、あと劇団ひとりが特殊メイクを始めて。最初は原始人で、トシムリンっていう謎のキャラクターが発掘された。
で、それがなんか一時期、世界のミームになったんだけど(笑)で、あとは角ちゃんのマネージャーの大竹さん、その頃は大竹まことさんの息子さんって隠してたけど、トランペットとピアノとベースとギター、全部できるっていうのがあって。
それで、じゃあ芸人だけじゃない人が加わってもいいよねって言って、どんどん変わってったっていう感じ。それで今、こうなってるっていう。