2020年12月31日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が、お笑い芸人としての「頂上を目指す」ことをやめた理由を告白していた。
伊集院光:そもそも、いわゆる芸人として「テッペンとってやろう」っていうところから、ちょっと方向転換していくじゃん。
西野亮廣:はい。
伊集院光:それは、どこぐらいから?
西野亮廣:えーっと…19でデビューして、20歳の時に東京出てきまして。『はねるのトびら』っていう番組がスタートしたんですけど。
伊集院光:はい、はい。
西野亮廣:それは深夜番組だったんですけど、頑張って25ぐらいの時にゴールデンタイムに上がって。
伊集院光:上がった。
西野亮廣:で、まぁ言ってしまうと、視聴率も凄く良くて。
伊集院光:うん。
西野亮廣:願ったり叶ったりの状況だと思うんですよ、各局で冠番組いただいて。
伊集院光:うん。
西野亮廣:で、ゲタも履かせていただいて、神輿も担がれて、追い風も吹きまくってるっていう状況で、「ここか…」っていう。
伊集院光:おお。
西野亮廣:そこがまだ何か足りてなかったら、もうちょっと頑張ろうと思えたんですけど、色んなものが揃った上で、「その上でここか…」っていう。
伊集院光:ほう。自分の目指したいようなところに、届いてないってことは、今後、どっかの追い風が弱まったら、もっとキツイことになんじゃんっていうことなんだ?
西野亮廣:それがちょっとね…「あれ?どっかで見誤ったのかなぁ」と思って。
伊集院光:そのさあ、今、コンパクトでとても素敵な考え方に達するまでに、余計なことをいっぱい言ってきたじゃん。
西野亮廣:はっはっはっ(笑)
伊集院光:「ひな壇は僕は…」とか言ってくんだよ。
西野亮廣:違うんですよ(笑)「ひな壇は…」っていうのも違うんですよ。尾ひれはひれついて、ニュースで切り取られてっていうのもあるんですけど、ひな壇も僕、批判なんか一回もしてないんですよ。
伊集院光:はっはっはっ(笑)
西野亮廣:「ひな壇が苦手なんで、ちょっとやめておきます」って言うただけで、これがひな壇批判みたいになっちゃって。
伊集院光:そうなんだよね。それがどっかで誰かの口を伝わってくうちに、「ひな壇やってられない」みたいな話になって、「ひな壇をコツコツ努力しても、僕の思うトップにはいけないんです」みたいなことになっちゃうんだよね。
西野亮廣:はい、はい。
伊集院光:そこは凄い難しいのと、あと、元々持ってるそういうところ。
西野亮廣:はっはっはっ(笑)
伊集院光:その両方がくっついてる(笑)