2026年8月1日放送のMBSラジオのラジオ番組『ヤングタウン土曜日』にて、明石家さんまが、板東英二と言えば「バイタリティ」の塊のような人であったと語っていた。
明石家さんま:我々の仲間、板東英二さんが亡くなられて。
櫻井梨央:はい。
明石家さんま:この番組では、俺の親しい人たちが次々と亡くなられて。今回は板東英二さんということで。
村上ショージ:はい。
明石家さんま:まぁ、俺とショージは…
村上ショージ:この間もちょっと前にそういう話をしてたところでしたもんね。
明石家さんま:1周間前、ここで喋ったらしいねん、板東英二さんの話をヤンタンで。で、その1週間後だったんでっていうのは、俺も「あ、そうか。板東英二さんの話はしたか」っていうことやってんけど。
村上ショージ:なんかみんないろんなね、経済的な色んなの中でって。ちょっと僕らはゴルフのイメージしかなかったから、亡くなる発表前に「もうインチキばっかりしてる」とか(笑)
明石家さんま:そう。
村上ショージ:そんなことばっかり言うて。「ゆで卵も、あれ食べてないねん」とか(笑)
明石家さんま:そう、「あれは嘘やねん」と。「ゆで卵好きは嘘やねん」とか。ショージがね。板東さんって、すっごいバイタリティ。
村上ショージ:うん。
明石家さんま:バイタリティがある。さすが戦後すぐの子供、あの時代を暮らしてきたっていうのは分からんではない。もう凄い人生なの、もう。野球で頑張って凄いのに、色んなことをやろう、しようとして。次々にええ加減で失敗していかはんねんけど。
村上ショージ:ふふ(笑)
明石家さんま:もう本当に、俺は今やから言えるけどな、「サウナやろう」言うて。サウナで水道代もったいないから、隣のビルから水道引っ張ってきたって言うて(笑)
村上ショージ:ふふ(笑)
明石家さんま:「それで怒られたんや」って、「当たり前でんがな」って(笑)
櫻井梨央:それは(笑)
明石家さんま:そういう人やねん。で、昔は、飴って木があって飴屋さんに丸太の木みたいのがあって、それで飴を叩くんですよ。叩いて伸ばすっていう、その丸太みたいなところがあって、そこに飴を叩いて伸ばして切って販売するっていうのが、昔のやり方で。
櫻井梨央:へぇ。
明石家さんま:で、板東さんとか貧しいから、飴屋が叩いた丸太を、飴屋が家に帰ったらすぐ走って行って、子供、近所の子供たちみんな木に登って、ベロベロって(笑)木をずっと舐めて(笑)
村上ショージ:カブトムシみたいに(笑)
明石家さんま:「そういう生活をしてたんや」って言うて。その生活ぶりをずっと忘れない、ええように言えば。で、奥さんも凄い上品な方で、お家柄もいい娘さんが、なんで未だに不思議なんやけど、なんでそんな人が板東英二を選んだのか。もうわけがわからないんですよ。
櫻井梨央:へぇ。
明石家さんま:なんせ野球が好きで、ずっと野球を見に行ってたらしいんですけども。だから、昔はネット裏の、バックネットの裏の客がヤジを飛ばしたら、板東さん怒って。試合中にバックネットにガーッとよじ登って、そのお客さんに向かって唾をかけたっていう。
櫻井梨央:へぇ(笑)
明石家さんま:「何言うてんねん、アホンダラ!」って。で、退場(笑)
村上ショージ:そういう執念、凄いですよね(笑)
明石家さんま:いや、あの身長で、あの世界で、あのレベルであそこまで勝つっていうのは、もうとんでもない。今では考えられないスケジュールやからね。延長20何回やろ、記録やもんな。
村上ショージ:そうそう。
明石家さんま:もう破れない。三振の数は高校記録なんです。
村上ショージ:だって20何回やってますからね。
明石家さんま:ほんで自分が顔丸いから、顔の横から球を出すと、どっちが球かわからないっていう戦法を使ってたんやって。
村上ショージ:わかるわ(笑)
明石家さんま:「ほんまやで、お前」とか言って(笑)それで王さんともやったり、長嶋さんともやったりしながらずっと来てはんねんけど。だから本当にもう、デンと構えてやっとけばええのに、芸能界に入って頑張る。それからね、色んな商売をしたいって言うて、色々もう。多分、そんなことしなくても生活はな。
村上ショージ:できんねんけどね。もうちょっと空き時間あったら、もうすぐなんか株上がったか、上がってないか、すぐ売ってくれとか言って。
明石家さんま:そんなもん損した方が嬉しいねんな。「ワシ、もうアカンわ」言うてる自分が好きやと思うねん。
櫻井梨央:ああ。
明石家さんま:手ぇ出さなきゃええことだけのことなんですよ。娘さんも立派な職業についてやってらっしゃったし、何もあれがないのにやりたがる。あれが戦時中のお子さんなのか、と思うぐらい物凄い、日本が躍進していく中、生きてきた男。それがプロ野球選手。だから常にみんなに気を配りながらも、常にいろんなことやりながら。
村上ショージ:はい。
明石家さんま:で、本人は真面目やねんけども、勝たれへんから「勝ちたいんや」っていうの。
村上ショージ:ありましたね。
明石家さんま:ラフからボール出して、ショージが「なんでそんなことしまんねん」って。「すまん」「バレたか」とか言わない。「勝ちたいんや」って。
村上ショージ:ルールがない。本当はルールのスポーツだけど、全てルールでやってきた人が、ルールを守らない。
明石家さんま:それも別に勝たなくてええねん。だから、あれがプロ野球選手で、あそこまで、あの身長で、あの球を投げていた人の意気込みやね。別に勝っても負けても、プライベートのゴルフやし。オーストラリアで毎年、毎年プライベートでやるだけやから。「うわぁ、負けた」とか「ショージ、上手かったな」「さんま、お前ええで」で終わんねん。
櫻井梨央:うん。
明石家さんま:それをどうしても勝ちたい。
村上ショージ:もうちょっとでも前から打ちたい。みんな同じところから打ってんねんけど、「いや、わしも年やから、女性が打つところから打たせてくれ」って。
櫻井梨央:ふふ(笑)
村上ショージ:ほんなら、さんまさんが「ブラジャーでもしたら女として認める」って言ったら、オーストラリアでブラジャーしてから来て。ほんまやで。
明石家さんま:勝ちたい。まあ年齢的にも飛ばなくなる時期やけど、「レディースから打たせてくれ」って言うて、「ブラジャーしてきたらよろしわ。レディースから打たせてあげますわ」って言うたら、正月来たんですよ。その休暇、ほとんど一緒に暮らしたんで。
村上ショージ:星野監督とか。
明石家さんま:で、「着てきたで」って言うから。「ワシはレディースティから。お前、忘れてるかもわからへんけど、昔、ブラジャーしとったらレディースから打ってええって言うたやないかい」とか言うて(笑)
村上ショージ:はい。
明石家さんま:で、「ほんまにしてまんのか?」って言うて。で、草むらにショージ連れて行って。
村上ショージ:みんな人がおるから。
明石家さんま:あれもおかしいねん。で、ショージにブラの姿見せて。
村上ショージ:で、「ヘンタイ!」言うて。
明石家さんま:ふふ(笑)で、その次は今度スカートで(笑)
村上ショージ:次の年は今度スカート。
明石家さんま:毎年、女装のあれで。スカートの時はマーシャルさんって、見回りに来る人が「男性はレギュラーティから打ってください」「いや、ワシ、スカート穿いとるがな。お前、ほんま分からへん奴やな。スカート穿いとるやろ?」って。英語も喋らんとやな、ずっと日本語で。「スカート穿いとんねん」って。
村上ショージ:「ズボン穿け」って言うてんねんけど、分からへんしね(笑)「スカート脱いだらパンツやぞ」って、もう意味分からへん(笑)
櫻井梨央:凄いですね(笑)
村上ショージ:凄いねん、執念が。
明石家さんま:でも可愛らしかったのは、マスカラやな、付けまつげ。可愛らしくな。ほんで、奥さんが物凄いお笑い好きで、もう俺のことが大好きでいてくれてはったんですけども。その人が朝起きて、早く起きて、目につける長いやつして(笑)
櫻井梨央:ふふ(笑)
明石家さんま:で、打つ前に俺らを見て、パチパチパチってして、「これでええやろ?これでええやろ?」って言ってレディースティから打ってた(笑)



