2026年4月28日放送のテレビ東京系列の番組『あちこちオードリー』にて、お笑い芸人・伊集院光が、中島みゆきのラジオパーソナリティとしての素晴らしさは「リスナー・投稿者・自分」の視点を自由自在に切り替えられるところではと指摘していた。
伊集院光:この間ね、NHKのラジオのアーカイブスを聴く番組で、もうバリバリの時の中島みゆきさんの深夜の喋りがあるんだけど。
若林正恭:はい。
伊集院光:中島みゆきさん、何が凄いかって、あの当時はがきですよ。はがきを読みながら、「寒くなってきましたね」なんて、そのまま読むわけ。
若林正恭:はい。
伊集院光:「あ、北海道だから私たちより先に寒いんだよね」なんていう、なんて会話を、いない人とずっと会話をしてんの。
若林正恭:へぇ。
伊集院光:別に感情を入れて読んでるから、読んでるなっていうのと、自分で喋ってるな、はほぼ変わらないんだけど。
若林正恭:ああ。
伊集院光:距離感みたいなのが凄いの。なんか想像して。それがこう、はがき書いてくれた人、自分、リスナーみたいなやつを全部分けられるから、この3つを一人で自由自在に。
若林正恭:ああ。
伊集院光:こっちはラジオ本職じゃない、要するに学生の時に「中島みゆきって凄い」と思ったし、面白いと思ったけど、「これだったんだ、この人!」って。
若林正恭:うわぁ。
伊集院光:架空の。
若林正恭:それ、凄い話っすね。
伊集院光:凄い。
若林正恭:でも、あれですよね。僕、歌全然わかんないです、中島みゆきさんの歌って。曲中にその三角、ちょっとある感じしますよね。
伊集院光:あるし。俺、中島みゆきさん一度も会ったことないのね。
若林正恭:ええ。
伊集院光:でもずっとその、痺れ続けてることがあって。
若林正恭:はい。
伊集院光:オールナイトニッポンの最後の方に、たまたまインタビューを受けてるところを見たの。
若林正恭:はい。
伊集院光:そしたら『ファイト!』の話をしてて。ちょっと聴き方がカチンと来るなと思ったんだけど、インタビューアーの人が、「『ファイト!』ってあれですよね。ラジオの、はがきからできた曲なんですよね?」って言ったの。
若林正恭:はい。
伊集院光:そしたら、中島みゆきさんが、ちょっと笑いながら、「作詞もね、ラジオも、そんなに簡単じゃないですよ」って言ったの。
若林正恭:ああ。
伊集院光:よくない?なんか、ラジオやってる方からしたらさ、「作詞、簡単じゃないですよ」に関しては、それなんかアーティストとして思う。だけど。「ラジオに来たはがきをそのまま歌にしたら、みんなの心を打ちました」みたいなことはないし。
若林正恭:うん。
伊集院光:で、そういうものを選んで読んだら、ラジオのリスナーも喜んでくれましたもないってことだと思ってるんだけど。
若林正恭:はい。
伊集院光:中島みゆきさんは、なんかそのまさに「3つ」っていうか。歌と、それから人の反応とか、そういうものをなんか上手く編んでる…今、『糸』とちょっとだけかけてる。上手く編んでる。
若林正恭:いやいや、なんで言っちゃったんですか(笑)
伊集院光:多分、春日は褒めてくれないだろうなって(笑)
春日俊彰:ふふ(笑)
若林正恭:笑ってるだけじゃないんだよ、お前は(笑)
伊集院光:真正面で聞いてくれてる人に対しての。「なるへそ」言ってもらうっていう(笑)



