2025年1月6日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、漫画『異世界もう帰りたい』をおすすめしていた。
リスナーメール:最近読んで印象に残った漫画。2019年ぐらいから連載されていて、コミック全3巻で完結しているのですが、作者名ドリヤス工場さんの『異世界もう帰りたい』です。
最近溢れ返っている異世界モノで、主人公は平々凡々なサラリーマンです。異世界に召喚されますが、最低レアリティの星1…
伊集院光:なんかね、異世界の人たちは、俺たちで言う現世から、向こうで言う異世界から、助っ人キャラみたいのを呼ぶのよ。で、そうするとレアリティ1らしいの、俺は。その主人公は。
そのレアリティっていう感覚、ギリ分かる。だから、「このガチャ、1しか出ねぇんじゃねぇの?」みたいな評判にもなって、その異世界では(笑)
で、その時に「3の奴いたぜ」みたいなこととか起こりつつ。なんかその元の世界での冴えないサラリーマン感とかと相まって。「あ、俺もしかしたらこの手の異世界モノの中で、ちゃんとハマったかな」っていう。
大体、異世界モノ、異世界が好きな人が書くから、割とファンタジー系の絵になってることが多い。で、その絵を超えて俺楽しめることがあんまないんだけど、この人ね、なぜかねドリヤス工場さんのタッチが、なぜか水木しげるの完コピなのよ。
意味わかんないんだけど、元々、水木しげる先生が大好きで、「この絵で描きたい」って。本人も、パチモノ同人作家、みたいこと言ってんだけど。だからこの冴えないサラリーマンは、あの水木しげるの冴えないサラリーマンだし、出てくるやつもなんか水木しげるなの。
それが、水木しげるもさ、言い方によってはファンタジーじゃんか。だから親和性もいいし、俺らに壁がない絵っていう感じで。それとなんか、キャッキャしてないっていう感じかな。途中出てくる、めんどくさいキャラの奴とかとの絡み方とかも、俺の感覚ではちょっと現世寄りで面白くて。これも読んじゃいましたね。