2025年1月1日放送のテレビ東京系列の番組『あちこちオードリー』にて、お笑い芸人・伊集院光が、「芸人だから」と不祥事を大目に見られていたのは芸人が下に見られて差別されていたからであると指摘していた。
伊集院光:なんだろうね、元々俺はなんかちょっとそのXとかで抗議が凄くしやすくなってるから。
若林正恭:はい。
伊集院光:別に、あの人たちだってずっと思ってたことを本当に書いてるだけだと思うんだよね。
若林正恭:はい。
伊集院光:あの数のカウントとか、その影響力のカウントを、直した方がいいと思うよっていう。
若林正恭:ああ。
伊集院光:昔さ、はがきが1枚いくらみたいな時にさ、凄い怒ってる人のはがきがウチに…しかもさ、すぐ届かないんだよ。一晩あけてポスト行って、それ見ても「これは当然、伊集院が悪い」と思ってる人の来る10枚と、Xの1000リツイート。
若林正恭:うん。
伊集院光:多分、カネ出して冷静になって書いてる10枚の方が、本質を突いてる気がして。
若林正恭:ああ。
伊集院光:それを、なんだろうはがき1,000通と同じに扱っちゃうじゃん。
若林正恭:はい、はい。
伊集院光:「これはもう、全員が怒ってるんだから」っていう判断で、なんかやめさせられちゃうのは…分かってるけど、分かったけど怖い。
若林正恭:怖いですよね。いや、なんかもうそろそろやめてもらいたいですよね。何年かこの空気じゃないですか。
伊集院光:まぁね。だから、俺らはどっちを取るかだよ。たけしさんあたりがそれを変えたけど、それまではどんなに稼いでても、芸人って明らかに差別されてたから。
若林正恭:ああ。
伊集院光:「あんなこと言ってるけど、芸人の言うことだからな」とか。
若林正恭:うん。
伊集院光:「お父さんは、何億稼いでる芸人に比べてずっと少ない稼ぎだけど、芸人なんかになるよりはいいだろ」っていう位置にいた頃は、俺ちょっとバランス取れてたと思う、悪いことだけど。
春日俊彰:うん。
伊集院光:差別は悪いことだけど、バランス取れてたと思う。だけど、もうもはや尊敬もされる、政治コメントもする、選挙にも出たければ出る。で、「バカにされたままのいい感じでいさせてください」みたいなのは、それはちょっと無理がある。
若林正恭:ああ、虫がいい話だろってことになるのか。