2025年1月1日放送のテレビ東京系列の番組『あちこちオードリー』にて、お笑い芸人・伊集院光が、ニッポン放送との確執で一時は「プライベートでも、タリーが点いてないと喋れなくなっちゃった」と告白していた。
若林正恭：伊集院さんって、(燃え尽き症候群のような)そういうタイミングって、キャリアの中であったんすか？
伊集院光：僕はこう凄くこう細かく…カタカナぐらいのノリだけど、ソウウツだから。物凄いテンション上がったり、物凄い下がったりをずっと繰り返してるから。
若林正恭：へぇ。
伊集院光：全てのことを、急に燃え尽きてやめてってるから。落語も学校も、それこそ放送局も、ニッポン放送ダメになったりとか。
若林正恭：ああ、はい。
伊集院光：そんなのずっとやり続けてるから、慣れっこでそんなもんだろうってちょっと思ってるかな。
若林正恭：ああ、繰り返すっていう。
伊集院光：そう。「どうせ、この後に何をやり遂げても、この後に来るでしょ、ほら来た」って思ってるし。
若林正恭：うん。
伊集院光：「でも、これも終わるでしょ」ってなって。
若林正恭：うん。
伊集院光：で、一度、一番でかいのがラジオの中期ぐらいにあって。
若林正恭：え？
伊集院光：『Oh!デカナイト』の中期ぐらいに一発あって。
若林正恭：はい。
伊集院光：で、もうその時は言葉選ばないと…編集しないんだよね。
春日俊彰：はい(笑)
伊集院光：俺、あまりに何か…言った、言わないで。俺、事務所もなかったから言った、言わないで凄い揉めるようになったの、局と。
若林正恭：ああ。
伊集院光：で、「あの時、引き受けましたよね？」みたいなのを、イベントとかどんどん出るようになって。俺、何も喋れないってなってきたら、タリーが点いてないと喋れなくなっちゃったの。
春日俊彰：ああ、ラジオの。
伊集院光：プライベートでも。
向井慧：え？！
伊集院光：で、ウチのカミさん、当時付き合ってたカミさんがおもちゃのマイクを買ってくれて、それで、「今日は夜ご飯何食べますか？」って。
若林正恭：うん。
伊集院光：それを、1ヶ月弱ぐらい。
春日俊彰：へぇ。
伊集院光：もう、何を喋っても俺は今、言葉尻を取られるんだって。
若林正恭：ちょっと待って、1時間延長で。
伊集院光：いやいや。
向井慧：これは凄い話よ。
若林正恭：これは凄い話ですよ。
向井慧：なに、この話(笑)
若林正恭：伊集院さん、イップスみたいなもんでもあるんですか？
伊集院光：そうだね、なんかわかんないけど、「みんなが俺で、金儲けをしようとしてやがる」みたいな感じになって。
若林正恭：ああ。
伊集院光：で、そこでも考えちゃうわけ。「お金が儲かるってことでは、ラジオ続けられることなわけだから、これを否定するわけにもいかないけれども、でも、それがんじ絡めだと…」ってなって。
若林正恭：うん。
伊集院光：でもね、それを3週間ぐらいして、なんか抜ける。みんなね、言うのは本当にご病気の鬱が改善する時にもよく起こることらしいんだけど、今度、大逆流が起こるの。「全て素晴らしい！」ってなるわけ。
若林正恭：へぇ。
伊集院光：俺の場合は、ニッポン放送に行く手前の信号を見て、「青進め、赤止まれ。考えた奴、天才だと思う」って。
若林正恭：へぇ。
伊集院光：そしたら、全てのことがもういい感じなの、全部が。
若林正恭：ああ。
伊集院光：で、そうなったら今度、「あの体験をもう1回できるなら、下の方の波が来ても俺は大丈夫だ」と思うの。そしたら、来なくなんだよね。
春日俊彰：へぇ。
