2024年10月14日配信開始のYouTubeチャンネル『ナイツ塙の自由時間』にて、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が、ラブレターズのキングオブコント2024決勝1本目は分かりやすいボケ・ツッコミではなく「ストーリー」で笑わせる点が秀逸だったと指摘していた。
塙宣之:ラブレターズってね、やっぱ結局何が凄いのかって言うと、まず1つはやっぱ演技力なんですよね。それはもうさっき言ってた、漫才では絶対できない演技力なんですよね。それがやっぱりキングオブコントならでは、なんですよね。
もうそれって多分、シティホテル3号室とかラブレターズとか、やっぱりまぁなんだろう、両刀じゃないというか、やっぱりキングオブコントしか出てない、演技の上手さ。まぁだからや団とかもそうですけど、やっぱ東京の芸人が多いですよね。
やっぱこのM-1と二刀流でしてない、この演技力の上手さというか、そこがまず1つ、ラブレターズが抜けてるところですよね。あとやっぱりテンションが高いツッコミ、ボケを入れて、予選のなんだろう、分からないですけど予選で勝ち上がるコツももう分かってきてるんです。5回も決勝行ってたわけですからね。
で、今回そのどんぐりのネタもやっぱ初めからテンション高くて、優勝したわけですけど。ただ、どんぐりのネタってよくよく考えると、1個もボケってないんですよね。子供が引きこもりで、どんぐりを見つけて。どんぐりのYouTubeの配信をしてて。
で、「良かったなぁ」って言って、で、ただ「どんぐりめちゃくちゃあったぞ」っつって。どんぐりがこぼれちゃったっていうところで、別にボケじゃないじゃないですか。あれって普通のストーリーじゃないですか。
だけど、面白いっていうところがもう、はっきり言うとめちゃくちゃ凄くて。だから2本目も、言ってもツッコミというツッコミがないので。
本当にJリーグのために丸刈りにした女性と、外国人の会話劇みたいなのが、もう訳わかんなすぎて、めちゃくちゃ面白くて。それがなんかずっと多分、ラブレターズって昔からそういう変なというか、そういう面白さをみんな分かってたんだけど。
今回の大会で、やっとなんか報われたというか。その感じがしましたね。だから本当に良かったなっていうか。溜口君はずっとね、ヤクルトの番組をもう何年もね、一緒にやってる仲間で。毎年、「キングオブコントで優勝できなかったな」っていうイジリをしていたんですけども、今回優勝したんでマジでめちゃくちゃ嬉しいです。