佐久間宣行P、同業者に対する自分の中での「嫉妬」との向き合い方について語る「自分の『好き』を持続させてくれるものはなんだろう?」

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2024年9月10日配信開始のYouTubeチャンネル『ReHacQ』の動画で、テレビプロデューサー・佐久間宣行が、同業者に対する自分の中での「嫉妬」との向き合い方について語っていた。

佐久間宣行:たくさん嫉妬はあったよ。

高橋弘樹:ありました?

佐久間宣行:うん。

高橋弘樹:どう向き合うんですか?その嫉妬と。

佐久間宣行:嫉妬した時に思ってたことがあって。

高橋弘樹:うん。

佐久間宣行:「じゃあ、この仕事をやめんのか?」っていう。

高橋弘樹:うん、なるほど。

佐久間宣行:100人いて、自分がNo.1のクリエイターじゃなかったら、それが悔しくてやめるんだったら、そのジャンルが好きなわけじゃないだろう、と。

高橋弘樹:なるほど。

佐久間宣行:だから、それを思い返すたびに、「いや、俺はNo.1のディレクターじゃなくても好きだからやっているんだ」って思って。

高橋弘樹:うん。

佐久間宣行:で、かつ、自分の「好き」を持続させてくれるものはなんだろうって考えていくと、嫉妬よりもやりたかった最初の気持ちに立ち返るわけ。

高橋弘樹:ああ。

佐久間宣行:で、俺の場合は違ったなって。自分の面白いを形にしたいもあるけど、俺は、自分が面白いと思う人に売れて欲しいから、この仕事をやってるんだって思って。

高橋弘樹:ほう。

佐久間宣行:だから続いてんのよ、俺。

高橋弘樹:はい。

佐久間宣行:『NOBROCK TV』もさ、そんな大スターを生んでるわけじゃないけど、あそこから色んな子が出てきてるじゃん。

高橋弘樹:みりちゃむさんとかね。

佐久間宣行:みりちゃむとか、福留とか。

高橋弘樹:福留さんね(笑)AKBのね。

佐久間宣行:元AKBの。

高橋弘樹:あの人、面白いですね。

佐久間宣行:でも、それは…で、『ゴットタン』もそうじゃない。

高橋弘樹:うん。松丸さんとかね。

佐久間宣行:で、朝日さんとか野呂さんもそうだし、EXITとか三四郎とかもそうだけど。

高橋弘樹:うん。

佐久間宣行:俺の芸風なのはやっぱり、自分の好きな人たちが売れたり、自分が好きな芸人さんが売れたりすると、俺が売れしいの。だから、それがディレクターとしては色なんだなって思い返すと、「これは自分と違うタイプの人に嫉妬してても意味ないな」って。

高橋弘樹:ああ、なるほどね。解像度高くしていくと、「バラエティの中でもジャンル違ぇな」みたいな。

佐久間宣行:違うな、みたいな。

高橋弘樹:うん。

佐久間宣行:憧れて、お笑いで悔しいなって思ってたけど、よく考えたら俺、大スターと仕事したいからってこの仕事やってないなって。

高橋弘樹:自分が好きな人と仕事してぇなみたいな。

佐久間宣行:大スターを連れてきたり、大スターと仕事することにモチベーションある人いるじゃん。ダウンタウンさんと仕事するのが夢って人とか。

高橋弘樹:まぁ最近、それこそさっきの伊藤P、さんまさん連れてきてね。

佐久間宣行:そう、そう。でもやっぱそこには全然、モチベーションがないんだよね。自分が見つけた人がスターになってくれたり、売れたりする方が嬉しいから。

高橋弘樹:それ、凄いいいですね。嫉妬した時に、すげぇたしかに解像度を高くしてったら、自分と全く同じモチベーションとかで仕事してる人っていないじゃないですか。

佐久間宣行:そう、そう。

高橋弘樹:差別化して、俺は違うってなるっていう。

佐久間宣行:そう。自分の結局、同じジャンルのように見えて同じジャンルじゃ ないってのが分かった上で、自分の中の山の一番を狙うようになってくから。

高橋弘樹:ああ。

佐久間宣行:そうすると結果、それがブルーオーシャンだったりするわけ。

高橋弘樹:なるほど。

佐久間宣行:自分の欲望とかの解像度を上げるのは凄い大事だなと思う。

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