2025年12月23日配信開始のYouTubeチャンネル『ナイツ塙の自由時間』にて、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が、M-1グランプリ2025決勝でドンデコルテは2本目のネタで評価を大幅に上げたと指摘していた。
塙宣之:ドンデコルテがね、これはちょっと自分もまぁ後でこれ見返した時にやっぱり多分ね、コメントにも「なんでドンデコルテ、91点だ?」って書かれてたと思うんですけども。
まぁ、あえて当然振られなかったんでね、言うこともなかったんですけど。渡辺の文字のつかみがあるじゃないですか。あれが、やっぱりずっと劇場とかでやっててウケるんでしょうけど。
あそこで30秒とか、40秒使っちゃうのが俺はちょっともったいねぇなって思ってて。で、まぁ2本目は結構ウケたけど、1本目の「人」っていうのはそこまでだったじゃないですか。
で、特にその後の後半戦関係ない、あれが要するになんか敗者復活から見てると、こうまずつかんでのテンプレになっているんだけど…まぁ、これは難しいところで。賛否両論あると思うんで、僕はあんまりちょっとって感じなんですよね。
世界観がやっぱりどうしても変わって。真空と同じで、世界観が変わっちゃうっていう。ボケのテイストが違うことをやっちゃってる気がして。渡辺君っていうのは、こう多分、ああやって教祖的な感じでやっていくのに、はじめのつかみだけはちょっと普通のことをやっちゃってるって感じが違和感がまずあったっていうのと。
やっぱりああいう主張型のネタだと、どうしてもこの相方がリアクターだけになってしまって、ツッコミがなかなか入らないっていうところで、1本目に関してはちょっと僕はこの大会では一番低い、ツッコミとして機能していないなぁ、と。してるんでしょうけど、いるからあれができるんでしょうけど、自分の中ではちょっと低い点数でした。
ただ、2本目はもうはるかにそれを超えてきて。ちょっと審査員席でもみんなビックリしてましたけど。「2本目、すっげぇ強いやつあんな」って。ただ、だから1本目があそこでギリギリ3位までいったから、2本目はもうアイツのその主張がもう分かってるわけですよね。
だから、それが凄い。本当、政治家と同じで。もう1回、聴衆を味方にしちゃったから、2回目はもう強くて。あれが多分、4位とかで1回で終わっちゃって、来年になっちゃうと弱いんだけど、あの日、2回できたっていうことでドンデコルテは、もう一夜にして、アイツのあれが政党だとすると、一夜にして躍進したという感じでした。


