2024年1月20日放送のTOKYO FMのラジオ番組『川島明 そもそもの話』(毎週土 17:00-17:55)にて、お笑いコンビ・次長課長の河本準一が、明石家さんまに密かに感じている恩義について語っていた。
河本準一:(『さんまのからくりTV』前説で)マニアックモノマネをとにかくやる。そうしてると、3~4ヶ月ぐらいしたら、全然オンエアでは使われへんけど、さんまさんがなぜだか、その時、妙に気になった、マニアックモノマネをいきなりやるっていう。
川島明:おお。
河本準一:それが一個ぐらい出てきはじめて。
川島明:振ってくれはるんですか?
河本準一:「これ、次長課長がやってたやつやろ」っていうのが。
川島明:ああ。
河本準一:それでお客さんを温めて。「どうやるんやったっけ?」って、袖にいた俺らを呼んでくれて。
川島明:はい。
河本準一:で、「ありがとうございました」みたいなんでまたはける。それをずっとこう29歳から半年間、続けていく中で、ようやくたまりのところにも、終わった後にちょっとだけ…2本撮りなんで、ちょっとだけ立たせていただけるようになって。
川島明:ボーイみたいなもんで。
河本準一:はい。その時に、「今いくつや?」ってさんまさんに言われて、「もう30になるんです」って言って。で、俺が何か、ふと思ったのか井上に何の相談もなく、…30っていうのが、凄い自分の中で1つ芸人の中の区切りの30で、なんか勝手に思ってて。
川島明:はい。
河本準一:「30歳になって、東京のテレビの仕事1本もなかったらやめようと思うんです」って、井上にも何も言ってないのに言ったのよ、さんまさんの前で。
川島明:とっさに言っちゃったんですか?
河本準一:うん。もうなんか自分の中でも、この前説も仕事のうちに入ってなくて、悔しすぎて、キラキラしてるスタジオの横で。
川島明:スーパースター集団。
河本準一:スーパースター集団が、14秒に1回ぐらいで笑いを取ってて、1人ずつが。
川島明:ふふ(笑)
河本準一:「こんなところに、なんで俺まだいられへんの?」みたいな。
川島明:座れへんのや、と。
河本準一:「いつまでやってんの?他人の番組を盛り上げる」とかっていう。井上もあの時のことは…
川島明:そうですね、あの時のことは深く語らないですから。
河本準一:うん。
川島明:相当、しんどかったんやと思います。
河本準一:そう、しんどかった。「やめようと思ってます」「ホンマか」って感じで言われて。
川島明:へぇ。
河本準一:そこから30歳になるぐらいまで、半年間またその『からくり』を続けるんやけど、その前説から、ついに『からくりTV』のゲストに、急に次長課長をゲストに呼んでもいいですか?」って、プロデューサーから連絡が来て。
川島明:出演者として?
河本準一:出演者として初めて。これは分かんない、さんまさんに一度も聞いていないし、今後聞くこともないだろうけど。ひょっとして、俺が「30歳になって仕事が1本もなかったら辞めます」って言ったことを、何か思ったのか。
川島明:まぁ…
河本準一:その時『からくりTV』で、それも史上初。前説からゲストに昇進する人なんかは、今まで過去一人もいなかったのに、次長課長が。
川島明:いきなりですよね、ゴールデンの。
河本準一:いきなりです。