2023年11月15日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(毎週水 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、蒼井優がれいわ新選組応援コメントを表明したとデマが拡散したことで「フェイクニュースって関わると、誰も得しないな」と痛感したと語っていた。
山里亮太:(落語家口調で)先日ですね…まぁ、世の中には色んなニュースがございますけどもね、中でもタチが悪いなんてのは、ニュースはニュースでもフェイクニュースなんでございまして、フェイクニュース。
あたかも、本物のことかのようにですね、嘘の情報を流すことによって…ダメだよ、こんな(笑)ヘタッピだなぁ、ジジィ(笑)
たまたまね、今日、『不毛』の皆さんに相談というかね、「こんなことあったんだよ」みたいなことを喋ってて、「ああ、そうですか」なんていうので。まぁ、フェイクニュースでね。ちょっとウチのWAONさんがね、言ってもいない、全く関係ないことを言ってね。
なんかそのあたかもどこかを支持してる、みたいな感じの記事が上がったことに対してね、なんかもう完全なる事実無根なことが、勝手に自分の名前が使われて、世に広がるんだっていう怖さみたいなのを感じてね。
まぁ、俺もそれを聞いて、その記事みたいなのを見て。で、本人に聞いたら、「全く、事実無根がすぎる」ってなって。で、「あ、そうなんだ」って思ったやり取りを、SNSに挙げたんですよね。そしたら、そのフェイクニュースって、一番怖い、なんかタチが悪いのがさ、それはフェイクニュースだっていうことの拡散と、そのフェイクニュースがまだフェイクじゃないとして拡散するスピード、それが全然違うのよ。
だから、「フェイクニュースでした」っていう広まりが弱いのよね、すっごい。で、やっとその「フェイクニュースです」っていうのが広まって…まぁ、僕が発信したことで、ちょっとは少し広がったんだけど。それで俺、改めて知ったんだけど。フェイクニュースって関わると、誰も得しないなっていう。
まぁ、そのフェイクニュースのね、ウチのWAONさんが支持してるという人も損をしたしね。結局、「そういう嘘を作る人に支持される人なんだ」って損したし、で、もちろんWAONさんとか、他にもね、色んな芸能人の方がその中に被害にあってて。その人たちも損したし…ってなってて。
で、否定するじゃん。否定すると、そのフェイクニュースをフェイクじゃないと信じ込みたい人たちが、「これをフェイク扱いしようとしてる人こそがフェイクだ」って行くんだよ。
つまり、俺がフェイクだ、と。「そういや、山里って昔こんなこと言ってたし」っていう。そうよ、「テレビでこんなこと言ってた、こんな嘘つき野郎が言うんだ、むしろ奥さんが可哀想だ」みたいな。「本当は言ってるのに、言ってないことにされて」みたいな。「凄いな、みんな思い込みって」っていう。
怖いね。もう痛感したね、思い込みの凄さと、俺の信頼の低さ(笑)