2023年7月23日放送のTOKYO FMのラジオ番組『鈴木敏夫のジブリ汗まみれ』(毎週日 23:00 – 23:30)にて、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、「ジブリパーク」を作ることを提案した意外な人物を明かしていた。
鈴木敏夫:アメリカのピクサーに、ジョン・ラセターっていう人がいて。この人がね、ジブリパークをやりたがってたんですよ。
加藤朗:ピクサーの…
鈴木敏夫:そうなんですよ。で、なんでかって言ったらね、宮﨑駿の大ファンで。
加藤朗:ああ。
鈴木敏夫:で、彼のことが大好きでね。「ジブリパークを俺に作らせろ」って。で、それを宮﨑が簡単にね、「OK」って。「俺、興味ないから」って(笑)
加藤朗:はっはっはっ(笑)
鈴木敏夫:そういうね(笑)で、俺がね、途中でアメリカと日本の色んな違いがあって。日本の中でやってく時は、日本的な考えの下にやらないと、実際にはできない。
加藤朗:うん。
鈴木敏夫:っていうことになって、放り出されるっていうか、彼がいなくなる。
加藤朗:うん。
鈴木敏夫:そしたら、ジブリパークってもうやめた方がいいのかなっていうと、なんかね、色んなところから「やりたい」って話がくる。
加藤朗:ああ、はい。
鈴木敏夫:そうするとね、最初のきっかけを忘れちゃって。
加藤朗:ふふ(笑)
鈴木敏夫:「じゃあ、やろうか」ってことになるでしょ(笑)
加藤朗:ふふ(笑)
鈴木敏夫:そうするとね、やろうかって時に、「なんでこれ始めたんだっけ?」っていうのを忘れてるんですよ。
加藤朗:うん。
鈴木敏夫:で、色んなところからお話がきてた中で、名古屋を選んで。それでやり始めるじゃないですか。で、やってみました。
加藤朗:はい。
鈴木敏夫:そしたら、成功したんですよ。成功したら何が起きたかっていうと、これ本当面白いんですけど、面白いって言っちゃいけないんだけど、凄い売上なんですよね(笑)
加藤朗:へぇ。
鈴木敏夫:映画を上回るぐらい(笑)