伊集院光、AIの進化でアナウンサーやADの「下積み時代」の仕事が奪われてスキルや対応力のない中堅が大量生産されてしまうのではと指摘

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2023年4月17日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、AIの進化でアナウンサーやADの「下積み時代」の仕事が奪われてスキルや対応力のない中堅が大量生産されてしまうのではと指摘していた。

伊集院光:桜花さんに、「どうなんですかね?AIがどんどん進化していくと、何が起こるんですかね?これから」って。「まず第一に起こることとして…」って話からだったんだけど。

「特に伊集院さんの業界とかで、まず第一に起こることは…」って言うんだけど。えっとね、アナウンサーさんってどんどんAI化していくじゃん。

そうすると今さ、NHKの朝のテレビ見てるとさ、「ここから先、ストレートニュースは人工音声でお送りしてます」って言って、何の問題もなく人工音声で、いわゆる細かいコメントとかをすることもない、いわゆるストレートのニュース、何十秒かのニュースっていうのを、噛むこともなく、完璧に…当たり前だよね、そのニュースを伝えていくじゃん。
それから、恐らくだけどADさんのやる仕事とかが、AIにかなり食われていくだろうっていう。先週もちょっと言ったけど、ADさんの仕事で未だにあるのは、かけたいCDをダッシュで取りに行くっていう、ああいう仕事があったりとか。

あとはこれはディレクターの仕事が半分と、ADさんの仕事半分だけれども、「この辺でちょっとムーディーなクラシックが欲しいんだけど、何枚かちょっと出してきてくれよ」みたいなこととか、「流行ってる曲の中から、これ出してきてくれよ」みたいな。

で、特にディレクターセンスを入れるまでもない、これぐらいのテンポのこれぐらいの曲を出してきてくれっていうようなことを、ADさんがさせられることが多いじゃんか。

そうするとこれは、かなりAI化が早いと。テンポを打って、タグを入れて、で、ムーディーとかを入れていくと、レコード室も何も、データが全部そのままミキサー卓に入るようになってくから、これはいらなくなってくだろう、と。

で、たとえばだけど、長い番組の中のワンコーナーで、時間が決まってたりするものに関して、じゃあたとえば若いADに、「お前、ここだけキュー振ってみろよ」とかいうことって今まであるじゃん。でも、こういうアクシデントが絶対起きないような場所は、全部AIになると、いわゆる修行期間はゼロになるけど大丈夫かっていう。

そのアナウンサーはストレートニュースの時間の決まっていて、コメントやアドリブ性が全くいらないものが次々と読まれるものに関してでも、生で原稿を読んでいくから中堅になった時に、このニュースが行くか、このニュースが行くか寸前まで分からない上に、次のニュースが来るまでの強弱をちゃんと整えてくれ、みたいな。

TBSラジオとかすげぇ名人がいっぱいいたけど、その次の原稿が来るまで、スピードを落として原稿を待つ、みたいなことをやるのよ、名人って。

だけど、これは下積み、なんてことのないニュースをずっと読まされてるよっていうその下積みの時代に、おそらくスキルが上がってくることだけど、ここはないわけじゃん。ここがないまま年齢だけ中堅になるし、多分ADさんの修行みたいなこともないわけで。

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