2023年3月16日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『おぎやはぎのメガネびいき』(毎週木 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・おぎやはぎの矢作兼が、若手時代に「恨んでいた」先輩芸人の存在を告白していた。
矢作兼:俺ら自体もさ、恨んできたじゃん。
小木博明:恨んできたっていうか。
矢作兼:恨んだ。
小木博明:恨んだじゃん。
矢作兼:大人になったら別にいいんだけど、当時な。
小木博明:あの頃。
矢作兼:誰だっけ?
小木博明:Take2ね。
矢作兼:あ、そう。Take2。
小木博明:Take2の時は恨んだもんね。
矢作兼:その話、知ってます?…本当に俺らがまだ全然何もね。
小木博明:駆け出しの頃よ。
矢作兼:舞台に上がるのなんて、まだ4回目とか、5回目とか、6回目ぐらいの時よ。
小木博明:そう、そう。
矢作兼:その時に、バカ爆の時、いわゆる素人の勝ち抜きコーナーみたいのがあるわけ。それで10週勝ち抜き、みたいなルールで、10週勝ち抜いたら、バカ爆走ってライブのレギュラーになれる、みたいな条件があるわけよ。
小木博明:うん。
矢作兼:当時の対戦相手、同じくらいの人たちがいっぱい出てきて。で、お客さんが最終的には面白かった方を、手あげて、とかで決まるやつがあるわけ。
小木博明:うん。
矢作兼:で、こっちはほらやっぱりまだ若手でレギュラーになりたいからやりたいのにさ、そんな若手の出るコーナーに、当時ボキャブラでめちゃくちゃ大人気だったtake2が内緒でそのコーナーに突然現れるっていう。
小木博明:ノリでね。
矢作兼:ノリで。本当だったらそんなところに出る人たちじゃないのに、一番若手のそこに出てきて、「じゃあ次はおぎやはぎ」って、誰も知らないよね。で、もう一組も普通は誰も知らない人なのに、「じゃあ続いて、おぎやはぎの対戦相手はこの方です。Take2」って言ったら、お客さんが「キャーッ!」って。
小木博明:地響きですよ。
矢作兼:だってスターだから。
小木博明:ボキャブラの大スターが急に小さい小屋に出てくるわけよ。
矢作兼:ちょっとしたドッキリじゃないけど。それはね、劇場側からすれば助かりますよ。
小木博明:そう。俺ら以外はみんな大喜び。
矢作兼:面白いじゃん。でも、俺らからしてみたら、真剣に勝ちたいと思ってやってるのに、そんなその時の一笑いでそんなことするなよって、凄い嫌いだったもんな。
小木博明:ふふ(笑)その時はね。
矢作兼:その時は憎かったね。
小木博明:面白さっていうより、向こうが完全に勝利しちゃうのよ、大人気ですから。
矢作兼:うん。
小木博明:それで俺ら何週か勝ってたのにゼロになっちゃって。10週連続で勝たなきゃいけないから。
矢作兼:そう、そう。だから本当にそんな小さいものでも、イヤなものはイヤだからね。
小木博明:そうなんだよ。まさにTake2だね、だからね、本当ね。
矢作兼:まさにTake2って(笑)