秋元康、フジテレビ社長・港浩一から言われた言葉で改めて「人生、一筆書きだから。今やってることは決して無駄ではない」と改めて思ったと告白

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2023年2月18日放送のニッポン放送系のラジオ番組『秋元康と佐久間宣行のオールナイトニッポン』にて、作詞家・秋元康が、フジテレビ社長・港浩一から言われた言葉で改めて「人生、一筆書きだから。今やってることは決して無駄ではない」と改めて思ったと告白していた。

秋元康:港浩一だけが、一番浅い時間、まだみんなが見てる時間に、『オールナイトフジ』でとんねるず面白いからって、出してくれて。

佐久間宣行:はい。

秋元康:それをやっぱり、石橋貴明も木梨憲武も恩義に感じてて。

佐久間宣行:はい。

秋元康:だから、港浩一のことは、神様だと思ってるわけですよ。

佐久間宣行:ああ。

秋元康:だから、今回ね、オールナイトニッポンの「あの頃の自分に言ってやりたい」っていうのを、みんなの一つのテーマにしようよって話をしたのは、元々が港浩一さんが27歳。彼は今、70歳でフジテレビの社長をやってるんだけど。

佐久間宣行:社長。

秋元康:27歳の時、つまり早稲田大学を卒業して、それからフジテレビに入社して、しばらく人事とか行って。

佐久間宣行:うん、うん。

秋元康:それで制作に行って。

佐久間宣行:ああ、そうか。ってことは、ディレクターとして遅れたデビューだったんですね。

秋元康:そう、そう。それで初めてのディレクター、演出をする時に、台本を書いたのが俺なの。

佐久間宣行:ああ。

秋元康:その時、俺が21歳なの。

佐久間宣行:ああ、はいはい。

秋元康:で、21歳、港浩一が27歳。二人で当時、フジテレビは河田町にあって、河田町のフジテレビの前に、「はせ川」っていう居酒屋があったんですよ。

佐久間宣行:ああ、有名ですよね。

秋元康:そこで二人で打ち合わせをしながら。そうすると港浩一が、割り箸の袋に一生懸命、ペンでネタを「それ面白ぇな」ってメモってたの。

佐久間宣行:ああ、飲みながら。

秋元康:それで港浩一が70歳、古希のお祝いをやろうっていうんで。

佐久間宣行:はい。

秋元康:みんなが集まった時に、その3日ぐらい前に、古希の会で集まる予定だったのに、それなのに「港浩一が社長になるらしい」ってなって大騒ぎになって。

佐久間宣行:うん、うん。

秋元康:で、古希のお祝いと社長就任と、俺が紫綬褒章をいただいたんで、その3つをお祝いする会をみんながやってくれて。

佐久間宣行:はい。

秋元康:その3つをお祝いする会をみんながやってくれたわけ。

佐久間宣行:はい。

秋元康:その時に港浩一が感慨深げに「43年前、思い出してみろ。俺が27、お前が21。あの時、はせ川で割り箸の袋にネタ書いただろ?あの時の2人に、お前らそのまま頑張れ、と。そうすればお前は社長になれるし、お前は紫綬褒章もられる」って(笑)

佐久間宣行:結構デカい話ですね(笑)

秋元康:そういう、うるうるきちゃってさ。だから、みんな結局、今やってることは無駄じゃない、と。

佐久間宣行:何につながるか分からないですね。

秋元康:そう。人生、一筆書きだからさ。

佐久間宣行:うん。

秋元康:絶対、ペンを置いて、ぴょんとは飛ばないわけじゃん。

佐久間宣行:はい、はい。

秋元康:今、ちょっと無駄に見えることも、未来につながってるんだなぁって。

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