2019年10月21日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、TBS系の番組『クレイジージャーニー』のヤラセ問題で、演出のない番組内容を視聴者は「どれぐらい許容できます?」と疑問を呈していた。
伊集院光:本当、ヤラセと演出は凄い難しくて、全部いいと思ってないし。で、俺も出る側、作る側だから、おそらくその間違ってることは間違ってるんだろうけど。
鳩なんていないし(笑)ふふ(笑)それはダメじゃん。それはダメだけど。それは、俺の中の倫理観ではなしだけど。
伊集院光、店の前の鳩の死骸を土のある花壇の前まで移動させてあげようとしたところ店員に「ちょっとやめてくれ」と注意されてしまったと告白
盛るとか、誇張するとかは全然ダメだと思ったこともないし。あと、これも難しいんだけどさ、朝の番組でさ、リスナーの人が「昔、食べたこれが美味しかったんだけど」って言って、探しに行く、それを何とか調査して探すっていうコーナーがあってさ。
それ、本当にすげぇ奇跡的な感じで見つかるっていうのもあるけど、結果見つかりませんでしたっていうのもあって。結果、見つかりませんもそれはありますよ。全部見つかるわけないじゃないですか。
結果、見つからないって時の、それこそ番組終わりで、SNSとか見ると、ツイッターとか見ると、「なんだよ、見つからねぇなんて」っていう答えとか凄い多いのよ。
いや、俺は「見つからないのも面白くない?」って、ちょっと思ってる。「だって、見つからないよ、そんなに簡単に」って思ってるけど。
もちろん、「見つからなかったにしても」ってのを楽しんでくれてる人も多いと信じてやってるし、見つかった方がそれは面白いのは分かるけど。「あ、こんなに良いところまで行ったのに、結果、見つからないんかい」っていうのは、面白いと思ってるけど、意外に数としては「なんだよ、見つからねぇのかよ」っていうものって多いし。
あと、逆に言うと、これは褒めてくれてるんだけど、何かこう編集して提供した企画を、「無編集バージョン聴きたいよ」って言ってくれる人いるじゃん。で、それは嬉しいけど、「本当に耐えられる?」っていう(笑)
「何も起こってない時間、本当に耐えられる?無編集バージョンって聴ける?」って言うと、俺そんなにみんな我慢強いと思わないけどね。
で、そうすると、「採れなかったでいいのね?」っていう。「それ、採れませんよ」っていう。その「爬虫類そんなに採れなかったを、どれぐらい許容できます?」みたいなのも、出てくると思うんだけどね。
伊集院光、『クレイジージャーニー』のヤラセ問題による放送打ち切りに疑問「だったら『イッテQ』のお祭り作っちゃう方が打ち切りだろ」
俺は何か、「コレもダメ、アレもダメ」って言うよりは、「コレって、アレなんじゃね?」とか。「まぁ、一応別に信じておけばいいんじゃね?」ぐらいのさじ加減がよくて。
で、終わらせちゃう。終わらせて喜ぶ、『クレイジージェニー』を凄い見てて、本当はあれが実際にその場で掴まえたんじゃないってことが分かって、「なんだよ」って思った人は、みんな終わらせて欲しいの?
そんなに思うぐらい好きなんでしょ?俺、『クレイジージャーニー』って見られる時間帯じゃないから、どっちでもいいの。別に、どっちでもいいから、どっちにも腹立たないけど。
「終わって本望なんですか?みんな」っていう感じなんだけど。
放送作家・高須光聖、『クレイジージャーニー』のヤラセ問題での放送休止に「大丈夫じゃないです(笑)」「お灸をすえられてる状態」と発言
伊集院光、『クレイジージャーニー』でのヤラセ問題が批判される一方でニュース番組などでレポーターが飲食店を訪れる際の演出が許容されることに疑問