2022年10月7日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『問わず語りの神田伯山』(毎週金 21:30-22:00)にて、講談師の神田伯山が、立川談春からの留守電が歌舞伎座の親子会直前に入っていて「これさぁ、怖すぎるでしょ」と思ったと告白していた。
神田伯山：先週のラジオではあんまり言わなかったんですけど、実はね、歌舞伎座の講談会をやるにあたってね、留守電が1件入ってたんですよ。で、俺それちょっと触れたいなと思って、今週は。ビックリするのが、談春師匠から入ってたんですよ。
これがもう、本当に怖い留守電で。どういう留守電かって、普通さ、俺、談春師匠とそんなにお会いしないし、パーティー以来だから、2～3年ぶりなんだよ。で、携帯番号もお互い知らないし、そんなにお話ししたこともない。ちょっと挨拶とか、そういうのはしたことありますけど、あんまりない。
だから普通さ、留守電にさ、俺のとかに入れるにせよ、「あ、おはようございます、談春です」とかってさ、「明日さ、伯山、歌舞伎座でやるらしいな」っつって。「俺も歌舞伎座でやったことあるからさ、あれ、こうした方がいいぞ」とかってアドバイスで。
で、「なんか分かんないことあったら聞けよ。じゃあな」みたいな感じであるじゃん、普通。まずね、俺んところの携帯の留守電に、談春師匠からじゃないんだよ。カミさんの留守電に入ってたの。
で、どういう留守電かっつってさ、カミさんが「ちょっと聞いてみな、これ」っつって。「なに？」っつったら、「立川談春です。風の噂で明日、歌舞伎座で親子会があると、そのように聞きました。えーまぁ、本当だったらいいし、間違ってたらまぁ、俺の間違いだったかもしれない。まぁ、いずれにしろ明日あるとしたら、電話ください。決して、小言とか苦言ではない、談春でした」って。
これさぁ、怖すぎるでしょ(笑)たしかに、談春師匠は2008年に談志師匠と親子会やってる、それ以来なんですよ、イベントって歌舞伎座でも多分。だから、もうアドバイスみたいなことなんでしょう。でも、カミさんの電話にかけたってことは、おそらく談春師匠の思いとしては、俺に直接かけるよりも、カミさんにかけるってことは…まぁ前日にかけてくれたんですけど。
まぁ、おそらく俺に負担かけたくないから、カミさんに言って。終わった後に俺にかけてこい、みたいなことかなって思って。で、カミさんがかけたんだって、談春師匠に。
そしたらカミさんも結構強気でさ、談春師匠にさ、「もう本人にかけてくださいよ」っつって。「本人にかけるったって、アイツの番号知らねぇから」って。「うーん…なんで私なんですか？」っていう(笑)社長(笑)ウチの社長も強気なんだよ。
で、談春師匠が、「お稲荷さんがあって、そのお稲荷さんにお参りをすると上手くいくらしいから。俺はお稲荷さんにお参りできなくて、あんまり力発揮できなかったんだけど、伯山には頑張って欲しいから」って、めちゃくちゃ優しい伝言だったんだよ。
