2022年8月20日配信開始のYouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』の動画で、お笑い芸人・伊集院光が、テレビ番組に出演していて最も嬉しい評価のされ方について語っていた。
伊集院光:ついこの間出たテレビで知ったんだけど。宮大工とか、建築デザイナーの凄い人っているじゃない。
千原ジュニア:はい。
伊集院光:その現場で、めちゃめちゃ隈研吾さんとかの凄い建築を、現実に作っている現場監督の人がいて。
千原ジュニア:はい。
伊集院光:で、その人が「どう思われたいか?」みたいな話をするんだけど。そこ、喫茶店なのね。
千原ジュニア:はい。
伊集院光:「この喫茶店は居心地が良かったなぁ」とか、「この喫茶店でコーヒーを飲むと、倍美味しく感じる」と思ってくれたら最高で。俺らの名前はいらない、と。
千原ジュニア:うん。
伊集院光:あと、「○○づくりの技法で…」とかっていうのは、1ミリもいらない、と。
千原ジュニア:なるほど。
伊集院光:痺れるでしょ。
千原ジュニア:はい。
伊集院光:僕が好きなテレビのお笑いは…ラジオは、ちょっと個人芸だと思ってるの。
千原ジュニア:はい、はい。
伊集院光:だけど、テレビのお笑いは、やっぱり自分が絡めるのは団体芸だと思ってる。
千原ジュニア:はい、はい。
伊集院光:で、その看板番組の人たちは、二刀流のエースで4番みたいな責任を負っているけど、俺らはそれを面白いと思ってもらうために何ができて…って思ってるから。
千原ジュニア:はい。
伊集院光:別に凄い前に出たいとは思わないんだけど。
千原ジュニア:はい。
伊集院光:ただ、弱っちゃうのは、一般の人には、自分の手柄なんか一個も分かられなくていいのに、ディレクターも分かんない番組があって。
千原ジュニア:ふふ(笑)
伊集院光:それは本当に悲しくなって…ただ、その逆は凄い好きで。いっぱい編集で切られても、もっと言えばジョイント出したところを全部切られても、全然いいの。だけど、そのディレクターは必ず俺を使ってくれる。
千原ジュニア:はい、はい。
伊集院光:で、もっと言うと、予算が減ったんだろうな、ちょっと出演者減ったなっていうにも関わらず、「俺、残るの?」ってなった時に、結局、そのディレクターのために働くんじゃなくて自分のために働いてるし、番組面白いと思っているためにやってるけど、なんか痺れる。
千原ジュニア:うん。
伊集院光:そういう生きてて良かった感。