2022年8月18日配信開始のYouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』の動画で、お笑い芸人・伊集院光が、不登校の頃に落語と出会って師匠・三遊亭楽太郎に弟子入りすることになった経緯を語っていた。
伊集院光:(不登校でも)引きこもりじゃなかったのは、東京の都会だと行くところいっぱいあるじゃん、ゲームセンターでもなんでも。
千原ジュニア:なるほど。
伊集院光:で、行ってる選択肢の中に、寄席があったの。
千原ジュニア:東京やなぁ。
伊集院光:しかもそれ、ちょっと斜に構えてる。当時はもう、漫才ブームなんだよね。漫才ブームの終わりぐらいなんだけど。
千原ジュニア:うん、うん。
伊集院光:「俺、落語見ちゃったりして」みたいな。
千原ジュニア:へぇ。
伊集院光:ちょっとプライドもあって。「学校行かないで何やってんの?」「寄席見たりして」なんつって。
千原ジュニア:ああ、なんか俺も引きこもって、内容そこまで分かってないのに「三島由紀夫読んでます」みたいな。
伊集院光:あんだよね。
千原ジュニア:はい。
伊集院光:舐められたくないっていうか(笑)
千原ジュニア:はい(笑)
伊集院光:「困ってはいませんけど」みたいな。
千原ジュニア:はい。
伊集院光:「なんで皆さん、学校行ってらっしゃるんですか?」って方にいきたいって感じ。
千原ジュニア:はい(笑)
伊集院光:で、それをやってる内に、親が「あ、コイツは落語が好きなんじゃないか」って思って、滅多に会話しない親父が、「自分の知り合いに、落語界に詳しい人がいる」と。
千原ジュニア:ほう。
伊集院光:正確に言うと、親父の弟の知り合いにいるっていう。
千原ジュニア:ほうほう。
伊集院光:「その人と、話をしてみたらどうだ?」みたいな。
千原ジュニア:うん。
伊集院光:まぁ、家庭内暴力はないけど、いつもイラついてるから、親もそんな話しかけない中で、恐る恐るそれを提示してきて。
千原ジュニア:うん。
伊集院光:で、こっちもこのままじゃダメだって分かってるから、会ってみましょうかって。
千原ジュニア:16ぐらいですか?
伊集院光:それがね、高3の入り口ぐらい、17ぐらいかしら。
千原ジュニア:はい。
伊集院光:そしたら、その人が「自分は三遊亭円楽の…」って、先代の三遊亭円楽と知り合いで。
千原ジュニア:ああ。
伊集院光:「紹介してやることはできるんだけど」から始まって、「でも円楽のところは弟子が多すぎる。そこに埋もれちゃうから、円楽の弟子の中で一番できがいい楽太郎に一回会わせてやろうか」って。
千原ジュニア:はい。
伊集院光:「じゃあ」って、会うことになったんだけど。
千原ジュニア:はい。