2022年7月14日放送のニッポン放送系のラジオ番組『ナイツ ザ・ラジオショー』(毎週月-木 13:00-15:30)にて、お笑い芸人・伊集院光が、師匠・三遊亭円楽は落語家時代に先代の円楽から「怒鳴られて」叱責されても盾となり、弟子として守ってくれたと明かしていた。
伊集院光:落語を辞める時も、結構まぁまぁ色々…揉めるっつったらなんだけど。
塙宣之:うん。
伊集院光:僕は落語界には内緒で、別芸名を付けてラジオをやってて。
塙宣之:はい、はい。
伊集院光:ラジオが評判になってきて。そしたら、色んな人の耳に聞こえてきて。
塙宣之:うん。
伊集院光:「アイツ多分、(当時)楽太郎のところの弟子じゃねぇか?」ってなってくるんですよ。
塙宣之:うん。
伊集院光:そしたら、それを師匠の師匠(先代の円楽)が、何か悪い方向から聞いて。
土屋伸之:ああ。
伊集院光:「お前は、三遊亭が恥ずかしいのか?」みたいな話になってくるの。
土屋伸之:ああ、なるほど。
塙宣之:「三遊亭をなんで付けないんだ?」と。
伊集院光:「三遊亭でラジオやればいいじゃねぇか」ってなるのよ。そしたら、間にウチの師匠が入ってくれて。
塙宣之:うん。
伊集院光:「コイツはバカなんで、何でもやらないと分からないんです」って。
塙宣之:ああ。
伊集院光:「お前の教育が悪いんだろっ!」ってなるのよ。
塙宣之:ああ。
伊集院光:で、それを聞いて「これはもう…落語の腕もないし無理だわ」って。
土屋伸之:師匠に迷惑をかけちゃうって。
伊集院光:『笑点』の楽屋で、どうも「怒鳴りつけられてる」っていう話が、兄弟子から来るわけ。
塙宣之:うわぁ、すげぇ。
伊集院光:ヤバくない?
塙宣之:ヤバイ。
土屋伸之:いや、本当ですね。
伊集院光:演芸の世界が分かってると、そのヤバさ…
土屋伸之:師匠がね。
伊集院光:あの頃に『水曜日のダウンタウン』あったら、レポーターで行ってるはず(笑)
土屋伸之:はっはっはっ(笑)無理、無理、無理(笑)
塙宣之:毛色違いますよ(笑)
土屋伸之:ウチらに無理でしょ、そこは(笑)
伊集院光:で、まぁそこでやらなくなってから、しばらくして。ラジオで、ウチの師匠とまず会った時に。
塙宣之:うん。
伊集院光:なんか、その時も誰かリスナーのネタかなんかで。「コイツはまだ弟子なんですか?」みたいな。「破門なんですか?」みたいなのがきた時に、俺は多分、破門って言われるんじゃないかなって思ってたら…
土屋伸之:うん。
伊集院光:「君が僕を、今でもリスペクトしてるんなら、弟子だけどね」って。
塙宣之:ああ。
土屋伸之:へぇ。
塙宣之:おっしゃって下さったんですね。
伊集院光:それで、そこで「リスペクトしてます」になって。
土屋伸之:ああ