2019年9月16日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の設楽悠太選手の「大逃げ」戦法が失敗するも瀬古利彦が「チャレンジに対して敬意を持っている」と語った理由に感動したと語っていた。
伊集院光:自分からしたら、設楽さんやっちゃったな、失敗しちゃったなって思ったんだけど。今朝、瀬古選手がゲストに来て、そのプロの見方、玄人の見方みたいなのを聞いたら、「自分は設楽選手のチャレンジに対して、敬意を持っている」みたいな話をするの。
それは、設楽選手の思いととして、これは瀬古さんの推測なのか、設楽選手がそう言ったのか、はっきり聞き出せなかったけど。設楽選手自体は、今回のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の中でも、マークされてる、と。で、絶対的にトップ候補であると。
そういう状況であるからには、スローペースで、周りの出方を見ながら走った方がいいんだろうけど。いいんだろうけれども、実際、それじゃあ東京オリンピックを出た時に、自分はそういう立場なのか、世界の競合の中でそういう立場なのかって考えた場合、そういう戦法じゃないんじゃないか、と。
だから、自分が最速で走れる形を計算して、この闘いに挑むべきなんじゃないか、と。そういう走り方なんだ、と。僕が思うところの。こっち側は、瀬古選手の言い分を信じるしかないから。こっちはだって、尊敬する対象がもう、ローラースルー博士と、原チャリ博士だから(笑)
そしたらね、ちょっと感動するんだ。そういう勝つアベレージが高いであろうみたいな、置きにいくやり方で勝ちに行くのとは、ちょっと違う。かと言って、無謀をしたわけじゃなくて、「気温が2~3度低ければ、あのまま設楽は行ったと思う」って瀬古さんは言うわけ。だから、無茶をしたわけでもなく、最高のやり方を考えてああやったんだけども、結果的にはこうなったんだっていうのを聞いて、ちょっと俺は感動すると同時に、「コブクロもそうだったんだ」ってことになったの(笑)