伊集院光、止まっていたNHK『100分de名著』収録再開でカント『純粋理性批判』のあまりの難解さに嘔吐してしまったと告白「あんまりに分かんなくて…」

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2020年6月1日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、止まっていたNHK『100分de名著』収録再開でカント『純粋理性批判』のあまりの難解さに嘔吐してしまったと告白していた。

伊集院光:『100分de名著』っていう番組も止まってたんだけど、ついに動き出したんですよ、その非常事態宣言の解除とともに動き出して。

で、そもそもが人数が凄い少ない番組で、大学の偉い先生とNHKのアナウンサーと俺っていう、3人しかいないわけ。

で、別に接触もほぼないから。大学の先生の顔をいきなり引っ叩いたりとかしないし(笑)大学の先生がちょっと間違ったことを言ってる時に、俺がさすがにネックブリーカーを決めたりとかしないから(笑)

あと、ふいにチューしたりとかもしないから、大学の先生と(笑)しないから。元々、あんま密じゃない番組なわけ。で、それでもやっぱり椅子の位置を少し離して。収録再開されたんだけど。

『100分de名著』の…しかもね、今月のテーマが、今まで色んな名著をやってきたけど、その中でもスタッフから、「最難解なものです」と。「ちょっと難しい、覚悟して少しずつ進めます」って言われるから。

カントの『純粋理性批判』っていう。カントの『純粋理性批判』はめちゃめちゃ難しいっていう。それを、一週目、二週目撮ったんだ。これがまぁ、脳から直接汗出るぐらい難しいんだ。もう、訳分かんないんだ。

「人間は、物体そのものを客観的に見ることができない」と。…これはボケようもない(笑)こう言われたから言っただけだから(笑)

っていうところから始まり、結局、最終的には「神はいるのか?」みたいな。「宇宙の始まりはあるのか?」とか。人間に完全な自由があるかないか、みたいな話で。

また面倒くさいのは、このカントっていう人は、俺の理解したところによると、ずーっと哲学者の人たちが「神はいるのか?」って話を、すげぇいる、いないって哲学的に解き明かしていった中で、「いるか、いないか分かんない」っていうことを証明するみたいなことをやってくるから。

しかも、訳分かんないの。神いる説。神いる説を証明するのに、逆に、神いない説が破綻することを攻めるの。で、「神いない説」が破綻したから、神はいるってことですよねっていう。

で、今度、神いない説を肯定するのに、「神いる説」を破綻するところまで理論を作っていくの。

「なんでわざわざ?」って思わない?(笑)なんで逆、逆いかなきゃいかなきゃいけないのか分からないんだけど。それを教わるんだけどさ。

これをさ、一週目撮りましたと。二週目撮りましたって。その段階でも脂汗出るぐらい難しいの。この間、2ヶ月空いて三週目なわけ。

本当にゲロ吐いちゃって(笑)あんまりに分かんなくて、収録中に一旦、「すみません、トイレ行きます」って。脳が、それなりに『100分de名著』に鍛え上げるられてきた脳が、さすがに2ヶ月空いたところに、途中まで何か分かったはずだったカントの続きの一番難しいところに入ってきちゃうから。なんだか訳わかんなくなって。

もうこの先生がメガネかけてるってことしかもう分からない(笑)「先生、メガネかけてるな」ってずっと思ってる感じになっちゃって。「ちょっと一旦、ごめんなさい」って。皆さんは見ていただけるとテキストもあるし、4週連続でオンエアされますからいいんですけど、俺、間2ヶ月空いたら、なんかさその脳の難しいことを、俺なりには…俺なりに理解する回路みたいのが…もう、『どうぶつ森』のことしか考えてなかったんだろうね、ずっと(笑)ぶっ壊れてて。なんかこれはちゃんと現場復帰するまで大変だなと思いながら。

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