伊集院光、師匠・三遊亭円楽が弟子である楽大を叱りながらも優しいフォローをしていたエピソードに感動「めちゃめちゃいい話」

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2023年2月13日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、師匠・三遊亭円楽が弟子である楽大を叱りながらも優しいフォローをしていたエピソードに感動したと語っていた。

伊集院光:楽大くんのしてた話が、凄いいい話で。博多でやってる落語会があって、で、その博多の落語会に前座の頃は凄い呼ばれてたんだけど。その博多の落語祭りって、師匠が凄い大事にしてたイベントで、呼ばれてたんだけど。

一応、二ツ目って言って、「昇進した時に卒業しまして」って書いてあるのね。で、卒業じゃないんだよね。単に呼ばれなくなっただけなんだけど、そういうところにちょいちょい見栄を張ってくるわけ。

いや、単純にお前がクビになったんだろうって言うんだけど、「いや、それはいろいろ考えて、一応卒業してまして」みたいな(笑)

そこをまず正直に…とにかく前座の頃は、前座の人数が少ないから呼ばれてたけれども、やっぱり二ツ目になってくると、またそういうわけにもいかなくてってことだろ、みたいな。

で、呼ばれなくなったんだけど、その博多天神落語まつりっつたっけ。博多天神落語まつりの主催者の人たちには、割と気が利くから、気に入られてる、と。で、たまたまその人たちが東京出て行った時に、お酒飲んだら「なんなら、飛行機のチケット出してやるから、勉強に来たらどうだ?」って言われた、と。

で、じゃあ勉強行こうと思ったんだけど、そのことを師匠に、「実は主催者に言われて 、いろんな融通をしてもらったので、今度の博多の落語会に勉強に伺いたい」っていう話を、絶対しなきゃ、絶対しなきゃなんだけど、なんかこうしそびれて。

しそびれてるままっていうか、多分忘れてたんだと思うんだけど、言えないまま当日が来ちゃって。それでいて、師匠は前夜に行くから。その師匠を羽田まで送ってく、その車の中で「実は…」って、「これこれこういうわけで、明日勉強させていただきます」みたいな話をしたら、師匠がすげぇ怒っちゃって。

「早く言ってくれないと、お礼も言えない」って怒り方がまたちょっといいんだけど。「早く言ってくれないと、お礼も言えねぇ。お前、どういう了見なんだ」と。「お前がその話をもらった段階で、言っていいかどうか俺に了解とってくれれば、こっち側からお礼も言えるのに」っつって、怒ったまま飛行機乗ってっちゃったんだって。

で、もうその帰り道、「この状態で俺は明日行っていいのか…いや、ダメだろうな、ブチギレたまま行ったから」ってなって。家戻ってきたら、メールに「もし明日来るんなら、俺の部屋の机の上にある台本を届けて欲しい」ってメールが来て。

大チャンスじゃん、大チャンスで、台本持ってったら、「俺が頼んだやつじゃない」って言われたっていう(笑)なんか2冊あったうちの、いらない方の…怖くない?(笑)

で、その後すっげえいい話だと思ったのが、もう真っ青になってんだって。「これじゃねぇよ」って。もう一個あった、何色のやつがあっただろみたいな。で、最後に師匠が「まぁ、すぐに使うわけじゃねぇからいいけどよ」っつって、普通に落語会の高座に上がってったっていう。

要はいらないの。別にいらないの。台本なんか一冊もいらないの。急いでいる、やや今、見といた方がいいかなぐらいの先の台本があるだけで、別にその博多で必要な台本じゃないのに、言い訳を作って。

怒っちゃった手前、「アイツも来づらいだろう」と思ったから、ついでの仕事を作って、送ってそれをくれたっていう、めちゃめちゃいい話なんだけど。でも、最終的に「ウチの一門では、僕が一番売れると思うんですよ。台本だけに、大本命でございます」みたいな、超いらないやつをつけようとしてくるわけ(笑)

なんでお前らはおあとをよろしくしたがるんだ、と(笑)

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