2021年12月11日配信開始となったYouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』の動画にて、テレビプロデューサーの佐久間宣行が、テレビ東京を退社したきっかけは、後輩たちから「DVDなどの収益をもらわないのが、悪しき前例になっている」と言われたことだと告白していた。
佐久間宣行:俺、(テレビ東京を)辞めた理由の一個に、後輩にはっきり言われたんですよ。
東野幸治:はい。
佐久間宣行:『キス我慢選手権』の映画で、ちょっと当てたとか。
東野幸治:面白かった。
佐久間宣行:あと、DVDとかがどうとかで、「あれノーギャラでやるのやめてもらっていいですか」って。
東野幸治:ああ。
佐久間宣行:社員だから、俺、ノーギャラなんですけど。
東野幸治:はい、はい。
佐久間宣行:ノーギャラっていうか、別にもらってないんですけど。
東野幸治:なるほど。
佐久間宣行:「あれが全部、悪しき前例になってます」と。
東野幸治:ああ、なるほど。だから、社員が頑張ってそういう作品を作っても、パーセンテージとか、リターンがあんまない、と。
佐久間宣行:ない。テレ東は、「佐久間がやったんだから」になっちゃうから。「アンタそこそこ、上のプロデューサーで、名前が知れてんだから、会社と戦ってください」って。
東野幸治:ああ、なるほど。社員も頑張って成功したら、ちゃんとお金が来るようなシステム、ルールづくりをしてください、と。
佐久間宣行:それがね、結構ショックでした。俺は勝手に日本人の美徳だと思って。
東野幸治:ああ、なるほど。テレビを盛り上げようとか。
佐久間宣行:盛り上げようとかで(笑)
東野幸治:バラエティを盛り上げようって一心で頑張ってたら(笑)
佐久間宣行:そのぐらいのつもりでやってたら、後輩たちから「権利主張しないと、全部あなたのが前例になるから」って言われたのが、結構辞めたきっかけの一個です。