2021年7月21日放送のニッポン放送系のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水 27:00-28:30)にて、放送作家・オークラが、『あちこちオードリー』に芸人たちが出演したがる理由を語っていた。
オークラ:ミレニアム世代の人たちは、上と下の世代にちょうど挟まれちゃって。
佐久間宣行:うん、そうだね。
オークラ:生き様芸人になる、みたいな話をしたじゃないですか。
佐久間宣行:そうですね。
オークラ:そんな中、普通だったら下とか許せないでしょうし、色んな奴認めたくないし、自分のポジション作らなきゃいけないッテ中、あの人は多分、全てを許して全てを包み込もうっていう判断になったような気がするんですよね。
佐久間宣行:ああ、そうか。俺、今、ハッとしたけど、普通、変な話ですけど、今、第6世代の生き方してたら…オードリーとか山ちゃんだったら、本当だったら上下の世代両方を憎んでもおかしくないよね。
オークラ:そうなんですよ。
佐久間宣行:だってさ、30代をずっとさ、情報番組とかでお笑いを我慢しながらも、ちょっとずつやってって。やっとテレビの空気が変わったと思ったら、後輩たちがお笑いやってんだもんね。
オークラ:そう。
佐久間宣行:本当だったら、でもそう言えば若林君って、山ちゃんもそうかもしれないけど、両方受け入れるよね。
オークラ:くさすんですよ。くさすんだけど、くささないんですよ、実は。
佐久間宣行:うん。
オークラ:それが、「あれ?全然くささないな。この人、全部包み込んで認めるんだな」っていうのを見た瞬間に、「神になった男」って若林のことを書いたんですけど。
佐久間宣行:うん。
オークラ:だから、凄いなって思って。
佐久間宣行:ああ、そうか。
オークラ:『あちこちオードリー』はそれが全面に出るから、芸人さんたちが出たがる理由が分かるっていうか。
佐久間宣行:ああ。最近はもう『あちこちオードリー』を収録してても、昔はもうちょいカンペ出しましたけど、もう最近はカンペも持たなくなってきましたよ(笑)
オークラ:普通、ありえないじゃないですか(笑)トーク番組で、普通はスタッフが一回、ゲストと打ち合わせして「こういうことを話そう」って。それで台本作ってやるんですけど、それしてないんでしょ?あの番組。
佐久間宣行:うん、してない。若林君に「歴史から行く?今から行く?」ぐらいの話をちょっとするのと、若林君が「これ聞きたいんですよね」「ああ、いいんじゃない」って言ったら、あとはゲストの顔を見て、「なんかあったら編集でカットするんで」って言ってしめるっていう(笑)
オークラ:ふふ(笑)
佐久間宣行:「え?」って言うからね(笑)